8万円台の“素うどん”ノート――「Winbook WH2320C4」を試す(1/3 ページ)
14.1インチ液晶+DVDコンボドライブ搭載ノートPCで8万円台――これがソーテック「Winbook WH2320C4」だ。機能はほどよくスリム化され、まるで“素うどん”のよう。もちろん素うどんを食べたい時もあるし、オプション盛り付け(BTO)によりそこそこ豪華にもなるであろう。今回はこのWH2320C4を試してみた。
ソーテック製PCというと、8万円台からラインアップするノートPC(関連記事参照)しかり、4万円台からラインアップするデスクトップPC(関連記事参照)など、ユーザーにとって安価であるという印象が強い。
今回はその8万円台ノートPC、14.1インチ液晶ディスプレイ搭載の「Winbook WH2320C4」を使用してみた。
Winbook WH2320C4は、1024×768ドット(XGA)表示対応の14.1インチ液晶ディスプレイを採用し、CPUにCeleron M 320(1.30GHz)、256Mバイトメモリ、40GバイトHDD、CD-RW/DVDコンボドライブを搭載する、同社スタンダードモデルという位置付けのA4サイズオールインワンノートPCだ。その標準構成例で価格は8万9800円となっている。
よく言えばオーソドックス、ホワイトボックス的な構成
Winbook WH2320C4は、ぱっと見で特別に光る個性があるとは言いにくいモデルではある。とはいえ、それは悪いというわけではない。「個性際立つ」大メーカー製PCとは土俵が違い、むしろ通販メーカーが得意とするホワイトボックスマシンと考えると分かりやすいのではないだろうか。
Winbook WHシリーズは、A4サイズで重量3キロ程度とやや重く、モバイル用途としてではなく、主に家庭内にて据え置いて使用するシチュエーションにて使われることだろう。
システム構成として、まずIntel 855GMチップセット搭載マザーボードが採用されている。これはB5サイズのCentorino準拠モバイルノートPCなどで多く使われている構成だ。ほかに40GバイトHDD、256MバイトPC2100 DDR SO-DIMM(増設用SO-DIMM空きスロット1基あり)、CD-RW/DVDコンボドライブが搭載されている。
外部インターフェース類は、100BASE-TX LAN、56Kモデム、USB2.0×2、IEEE1394(4ピン)、PCカードスロット(Type-II)、外部ディスプレイ端子(アナログD-Sub15ピン、S-Video)、パラレルとこれまた一通りそろっている。
本体背面。外部ディスプレイ端子(アナログD-Sub15ピン、S-Video)、USB2.0×2、ケンジントンロックポートのほか、パラレルポートも搭載されている。USBは2基と少なく、背面なので使いにくいことはマイナスポイントだ
最近のメーカー製ノートPCと比較すると、プリンタ接続用のパラレル端子が用意されているのが少々珍しいのと、A4サイズノートにも高い確率で搭載されるようになったメモリカードスロットが搭載されないこどだ。使用シチュエーションを考えると、パラレル端子などいらないからメモリカードスロットを標準装備としたほうがうれしいのだが。
Mini-PCIスロットは搭載するが……オプションがない
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