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漫画同人の視点で見る、最大最強の液晶ペンタブレット――「Cintiq 21UX」(前編)(2/3 ページ)

画面に直接描けるワコムの液晶ペンタブレットに、最大最強の21.3インチモデルが登場した。実売価格は35万円前後。そんな最強モデルに羨望のまなざしを送る漫画同人シコタホA(仮名)氏に、おなじみの「ITちゃん」で試してもらった。

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「ぶふっ、ありえねー」……とにかくでかい

 「ぶふっ」が新製品を見たシコタホAの第一声。Cintiq 21UXの第一印象は「ありえねー」だ。とにかく大きい。でかい。「麻雀卓みたいだ」。


こうして比べてみると、シコタホA愛用のくたびれた15インチCintiqが哀れに見えるくらいCintiq 21UXは巨大。15インチCintiq全体がその表示部に収まってしまう。さらに比較のため、タッチパネルを搭載したニンテンドーDSを置いてみたが……

Cintiq 21UXの巨大さを“太平洋ひとりぼっち”と意味不明に評するシコタホAの初描き

 表示部分だけでも15インチCintiqの前面全体以上のサイズがある21.3インチパネルと、1600×1200ドットの解像度はまさに「圧倒的じゃないか」。UXGAなら、例えばPhotoshop上で漫画の同人誌において一般的なB5サイズ原稿を350dpiで作成した場合、50%表示で左右全体がほぼ丸々表示できてしまうことになる。

 仮に15インチ程度のパネルで高解像度表示ができたとしても、表示サイズが小さければ描きにくいだけであるが、21.3インチもあればもう十分な大きさになる。曰く「B4やA3の原稿用紙に描いている感じ」だという。

「人物のバストアップを描いてから原稿を下にスクロールして体の残り半分を描き、改めて全体を見てみたら上と下のバランスがおかしかった、なんて笑い話もこれなら防げそうだよ(苦笑)」。


15インチXGAのCintiqではこれくらいで表示される原稿が……

Cintiq 21UXなら同じ表示倍率でもこの通り。Photoshopのパレット類をものともせず、十分な表示面積を確保できる

液晶の大画面化で画素サイズが気になっていたけど、高解像度化しているので問題ない

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