漫画同人の視点で見る、最大最強の液晶ペンタブレット――「Cintiq 21UX」(後編)(3/3 ページ)
プロデザイナーやイラストレーターのみならず、多くのクリエイティブ系ユーザー憧れの製品となりえるワコムの21.3インチ液晶ペンタブレット。今回も引き続き、漫画同人・シコタホA(仮名)氏がCintiq 21UXで「ITちゃん」を描いている。
そんなシコタホA、「無理を承知で言わせてくれ」
現在、ワコムの個人向け液晶ペンタブレットシリーズラインアップは、Cintiq 21UXと同時発表された15インチXGAモデル「DTI-520」と、17インチSXGA「DTU-710」の合計3製品となる。
Cintiq 21UXと同時発表された15インチXGA個人向けモデル「DTI-520 U Model」(左)と同法人向けモデル「DTI-520 S Model」。旧15インチCintiqより格段に小型化され、安価となった
シコタホAはこのラインアップにはちょっと不満もある様子。「Cintiqブランドが15インチと17インチに冠されていないことと関係あるのかもしれないが」と推測した上で、15インチのDTI-520については「DVIを省いたりするのはコストダウンとして理解はできるんだが、せめてタブレット部はintuos 3相当が欲しかったなあ」。
17インチのDTU-710は「これもintuos 3相当が欲しいし、旧17インチCintiqと比べると液晶パネルの評判がどうも……。それに実売で20万円以上という価格は、21UXを見た後では割高感があるよね」。
そんなシコタホAが「無理を承知で言わせてくれ」と懇願するのは「高品質なSXGA+(1400×1050ピクセル)パネルで18インチくらい、タブレットはintuos 3相当、これで20万円台前半!。これならちょっと無理すれば、アマチュアでも大げさ感なく使えると思うんだけど」。
と言ってはみたものの「Cintiq 21UXは(アマチュアには上記理由で悩ましいところだけど)広大な表示面積、すばらしい描き味に価格以上の価値があるのは間違いない。長く使えることを考えると、思い切って買ってしまっても趣味生活はとても充実すると思うよ」とせん望のまなざしで改めて見つめる。
「やっぱりこりゃいいなあ。買えるなら欲しいなあ」
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画面に直接描けるワコムの液晶ペンタブレットに、最大最強の21.3インチモデルが登場した。実売価格は35万円前後。そんな最強モデルに羨望のまなざしを送る漫画同人シコタホA(仮名)氏に、おなじみの「ITちゃん」で試してもらった。
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