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TV録画スタイルを大きく変える――PCレス録画システム「Link de 録!!」を試す(前編)(2/3 ページ)

もう1つの“PC録画の逆襲”――バッファローがリリースする、PCレスでTV録画が行える総合システム、それが「Link de 録!!」だ。“PC録画派”のこれがあればいいのに、と言ったニーズに応えるシステムだという。今回はこのシステム全般をPC録画派の目でチェックしてみた。

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 PC-MV7DX/U2は、TeraStationに搭載されるUSBポートに接続する。複数台接続にも対応しており、今回のようにPC-MV7DX/U2を複数台用意することで複数番組の同時録画も可能だ。

 たとえばHD-H1.0TGL/R5の場合は、4基搭載するUSBポートを利用することで最大4台・4番組同時録画が行える。LHD-H1.0TGL/R5のかわりに、コンパクトで1ドライブ搭載タイプとなるLAN接続HDDシリーズ「LinkStation HD-HGLAN」も利用可能で、こちらはUSBポートを2基搭載し2番組同時録画が行える。

 そして、録画した番組を再生したり録画予約の設定を行うには、PCあるいはLinkTheaterを利用する。今回導入したLinkTheater PC-P3LWG/DVDはD4(ないしS-Video/RCA)出力端子が搭載されるため、D4接続にて家庭用TVに表示させることができる。

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D4/S-Video/RCAのほか、コンポーネント出力、光デジタル/コアキシャル出力端子も備える

 PCやLinkTheaterおよびTeraStationは、普通にLANハブ経由で接続するだけだ。LinkTheater PC-P3LWG/DVDは無線LAN内蔵モデルであるため、既存無線LANルータやアクセスポイントとの組み合わせによりワイヤレス接続も可能で、LinkTheaterとTeraStationを別の部屋に設置したいといった多くのユーザーが望むであろうシチュエーションにも手軽に対応できる。このあたりの自由な設置方法や拡張性は一般的な家庭用HDD/DVDレコーダー製品には難しいところで、「Link de 録!!」を導入するにあたる大きなメリットになり得る。

 TV放送の受信は、USB接続タイプのTVキャプチャーユニット「PC-MV7DX/U2」で行う。もちろんそもそもはPCのUSBポートに接続し、通常のTVキャプチャーユニットとして利用する製品なのだが、Link de 録!!システムでは、TeraStation(ないしLinkStation)のUSBポートに接続することになる。

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TeraStationは前後各2基、計4基のUSBポートを備える。ここにTVキャプチャーユニットを接続する

 PC-MV7DX/U2は、ゴーストリデューサーや3次元Y/C分離といった高画質回路を搭載するハードウェアエンコーダ搭載製品で、MPEG-2録画に加えてMPEG-4エンコードにも対応している。MPEG-4録画により、録画ファイルサイズの節約もできるといったメリットが挙げられる。ドラマやアニメなどを1シリーズ分録り貯めておくといった場合には、MPEG-4を活用することでHDDの消費量を節約することも可能だ。

録画システムそのものは家庭内にある、ということによるメリット

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