1台でPCもハイビジョン映像も――デル「UltraSharp 2405FPW HAS」:レビュー(2/3 ページ)
デルの24型ワイド液晶「UltraSharp 2405FPW HAS」は、1920×1200ピクセル表示とコンポーネント端子を装備し、PC用途だけでなくハイビジョン映像も視聴できる。15万7500円で買えるこの製品をLifeStyle流にハイビジョンモニターとして使ってみた。
これら接続端子類はすべて本体の底面にあり、いったんスタンドに取り付けてしまうと、接続は目測で行わざるをえず、非常に作業がしづらい。ただ、この製品では、その大きなサイズに見合わず、90度回転して縦画面への変更、いわゆるピボットが可能だ(ただし、専用ユーティリティなどは付属しておらず、グラフィックカード側での対応が必要)。
接続作業に関しても、この回転を利用すれば、わりと楽に行える。このほか、専用スタンドは、水平には左右へ各40度、垂直には上20度、下5度の調整ができるほか、高さも10センチの範囲で伸縮が可能だ。
また、本体左側面には、コンパクトフラッシュ(TypeI/II)、メモリースティック(PRO対応)、SD(およびMMC)、スマートメディアのカードリーダーも備えているが、これはあくまでもPCからUSBマスストレージとして使えるもので、モニタ単体でカード内の画像をブラウズできるわけではない。本体には、アップストリーム1基(背面)、ダウンストリーム4基(背面および左側面)のUSB端子が装備されており、2.0対応USBハブとしての利用が可能だ。
PCの画面を表示する場合には、1024×768、1600×1200といったモードでも、スケーリング、または、同一ピクセル数での表示が可能だが、1920×1200で利用しなければ、このディスプレイを導入する意義は薄れてしまう。それゆえ、手持ちのグラフィックカードで1920×1200の表示モードができるかどうかを、まず確認すべきだろう。
今回接続したのは、手持ちのATI RADEON 9200ベースというやや古めのグラフィックカードでやや不安はあったが、幸いなことに特に表示には問題はなく、最大解像度も、縦画面(画面のプロパティから「回転」を行う)もともに可能だった。
表示にムラなどはなく、隅々までくっきりとしている。なにより、画面の“広さ”は圧倒的。標準スタイルではWebブラウザのウィンドウを横に2つ並べたりしても、十分余裕があるし、縦画面ではたいていのWebサイトをほとんど縦スクロールさせずとも閲覧できるほど。
気になるハイビジョン視聴は……
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