第19回 電車と人と行楽の関係:今日から始めるデジカメ撮影術(1/2 ページ)
行楽シーズンの春は、子供を連れて電車で行楽する写真を撮ってみよう。電車と記念撮影したり、電車内で写真を撮ったり、車窓からの風景を撮ったり……とまあそういう感じである。
電車と一緒に撮ろう
まずは出発前に電車と一緒に記念写真を撮ろう。先頭車両の前に立たせてちょっと望遠気味で撮ると迫力があってかっこいい。
今回は新宿発の小田急ロマンスカーに乗ったが、小田急新宿駅は室内なので、意外に暗かった。やはりこういうカットは屋外で撮りたいもの。
ポイントはカメラの高さ。立ったまま撮ると、どうしても子供より電車の方が大きいから、両方を入れようとすると、子供は画面の半分だけで上半分は電車ってことになりかねない。それに電車は見下ろすよりちょっと見上げるくらいの方が迫力があってかっこいいのだ。
子供を撮るときは子供の目の高さで、というように低めの位置から撮りたい。
電車に乗ったら車窓の風景である。
窓の外を撮るのって意外に難しい。ありがちなのが、車内の風景が窓に映っちゃうという失敗。
これを防ぐ方法は簡単。できるだけレンズを窓にぴったりくっつけること。車内の風景が写り込む余地がないくらいレンズを窓に近づければいいのだ。撮りたい風景の真横を通った瞬間にレンズを隙間なくガラスにくっつけられれば最高。
でもせっかくいいタイミングで撮っても、電柱が写っては台無し。急行や特急の電車はすごく速い。列車が速いので気づかないがときどきこのような電柱や信号機が視界に入ってしまうのだ
残念ながらこれを防ぐのは無理である。
しょうがないので何枚も撮る。これである。連写機能を使って3枚くらい撮ってみるのもいい。
では子供と車外風景を同時に撮るにはどうするか。窓にへばりついてる姿を撮ってみよう。
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