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比べて分かる、音の明瞭度――PC音楽派向けサウンドカード「SE-90PCI」を試すサウンドカード(3/4 ページ)

音楽CD・MP3などをPCで聴く“PC音楽再生派”は、音にそれほどこだわりがないのだろうか。いや、そうではないだろう。適当な製品がなかったためと考えたい。今回はそのようなユーザーに向くと思われる、2ch再生に特化し、同社のこだわりを注入したというサウンドカードを試してみた。

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24ビット/192kHzでのデジタル出力も可能

 この拡張設定では、デジタル出力の切り替えとサンプリングレートの選択が可能となっている。デジタル出力ではそのオン/オフに加えて「PCMのみ出力」「AC-3のみ出力」「自動選択」といった設定が可能だ。「PCMのみ出力」以外にしておけば、ステレオPCMだけでなくAC-3のパススルー出力も可能。しかしこの場合は、いずれもサンプリングレートが48kHzに固定される。

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Audio Deckの拡張設定では、デジタル出力の切替やサンプリングレートの選択が可能。現在出力中のサンプリングレートも表示される

 手持ちのDVD再生ソフトで試してみたところ、表示されているAC-3だけでなく、DTSパススルーも問題なく行われるようだ。リニアPCMのみの出力なら、サンプリングレート設定で96kHzや192kHzも選べるようになるが、当然ながら、音声ファイルや再生ソフトウェアがこのサンプリングレートに対応していなければこの機能は活かせない。

 また、24ビット/192kHzでのデジタル音声出力が可能といっても、AVアンプやスピーカーなど、当然ながらその入力側も対応していなければならない。現状では、S/PDIF入力端子で192kHzまでに対応するものは、はっきりいってほとんどない。

 対応製品としては同社製パワードスピーカー「77monitor GX-77M」がある。これはS/PDIF接続で24ビット/192kHz入力に対応しているスピーカーだ。同社ではこのスピーカーとの組み合わせを提案している。

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アンプ内蔵同軸2Wayスピーカー、オンキョー「77monitor GX-77M」。ブラック/ホワイトの2色がラインアップされる。実売価格は2万円前後(ITmedia Shoppingで最安値をチェックする)
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「GX-77M」の背面には、アナログ入力2系統のほか、24ビット/192kHz対応のS/PDIF入力を装備

オンボードのそれと比べると、やはり音の明瞭度が違うと分かる

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