家庭内プリンタ共有に最適な無線LAN対応USBプリントサーバ──プラネックス「Mini-UWG」(1/2 ページ)
プラネックスコミュニケーションズの「Mini-UWG」は、コンパクトなボディと手頃な価格、それに加えて高機能が魅力の有線/無線LAN対応USBプリントサーバだ。家庭内でも複数台のPCを使用しているケースは少なくない。ケーブルに縛られずにプリンタをスマートに共有できる同製品の特長をレポートしよう。
群を抜くボディの小ささ軽さ
最近増えてきた無線LAN対応のUSBプリントサーバ。プラネックスコミュニケーションズの「Mini-UWG」も54MbpsのIEEE802.11gに対応したワイヤレスモデルで、ただプリンタを共有するだけでなく、設置場所を選ばないという自由な使い方ができるのが特長だ。
まず最初にびっくりしたのは、本体の小ささだ。確かにプリントサーバは小さな製品がほとんどだが、その中でも群を抜いている。サイズは幅75×高さ55×奥行き18ミリで、ソフトボックスのタバコ程度。重量も約65グラム(アンテナ部含まず)と軽い。これなら付属のマジックテープでプリンタ側に貼り付けておけば、プリンタの一機能と同然の感覚で扱えるだろう。
搭載するインタフェースは、プリンタ接続用のUSB1.1にIEEE802.11b/g無線LAN用アンテナ、有線LAN用10BASE-T/100BASE-TXというもの。ACアダプタも小型で、幅をとらないタイプというのが好感が持てる。
セットアップは専用ユーティリティまたはWebブラウザで
Mini-UWGの対応プロトコルは、TCP/IP、NetBEUI、AppleTalk、IPX/SPX、IPPと豊富。OSは、専用ユーティリティが付属するWindows XP/2000のほか、Mac OS 9.xやMac OS Xでも利用可能だ。接続可能なプリンタは、USBインタフェースを備えたプリンタということになる。
プリンタをつないだら、早速セットアップに進んでみよう。Mini-UWGは無線LAN対応だが、セットアップは有線LAN経由で行う。まず最初に有線LANでMini-UWGとPCを接続し、付属のCD-ROMでPCにドライバと専用ユーティリティ「プリントマネージャ」をインストールする(Windowsの場合)。このインストーラはウィザード形式になっていて、Mini-UWGがちゃんとネットワークに接続・認識されているかどうかを確認することも可能だ。
LANケーブルをちゃんとつないでいるのにMini-UWGが検出されない場合は、PC側のIPアドレスを192.168.1.xに変更する。なぜならMini-UWGの初期IPアドレスには192.168.1.200が割り振られているため、PC側のIPアドレスが192.168.1.xでないと認識できないからである。なおMini-UWGのIPアドレスは、いったん認識できてしまえば後からユーザーのLAN環境に合わせて変更することが可能だ。
無線LANの設定は、専用ユーティリティのプリントマネージャで行う。プリントマネージャを起動すると、認識されているプリントサーバが表示される。Mini-UWGを選択すると横にナビゲーション用のアイコンが出てくるので、目的に応じたアイコンを選択する。ここでは「無線LAN」アイコンをダブルクリックして、無線LAN接続ができるようになるまでを試してみよう。
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