薄型軽量でバッテリー駆動時間5時間超えを実現した「dynabook SS SX/190」発表
東芝は携帯性能を重視したノートPC「dynabook SS SX/190」を発表した。12.1インチ液晶ディスプレイを搭載するワンスピンドルノートPCで重さは1.29キロ。出荷開始は4月22日。実売予想価格は23万円から。
dynabook SS SX/190(SX/190)は12.1インチ液晶ディスプレイ(最大解像度1024×768ドット)を搭載するワンスピンドルノートPC。重さは1.29キロで筐体サイズは286×229×9.9〜19.8ミリ。
B5サイズの薄い筐体ながら、従来のdynabook SSで弱点と指摘されていたバッテリー駆動時間は標準バッテリー搭載時で最長5.4時間(JEITA 1.0)と大幅に改善された。これは、バッテリーパックの容積をdynabook SS S9の93立方センチから約2倍の192立方センチと増やしたおかげ。
容積の増えたバッテリーパックを搭載しながらも、重量と筐体サイズを従来モデル並みに抑えるため、基板面積をそれまでの72%に縮小。これは、新たに開発した低損失基板の採用による配線間隔の微細化と、スタックビア構造の採用による高密度実装が可能になったことが貢献している。
携帯利用を重視しているSX/190はセキュリティ機能も充実。先に発表されたdynabook SS LXで採用された「東芝HDDプロテクション」「プロテクトラバー」「TPMセキュリティチップ」を実装。
3軸加速度センサーによる落下衝撃前のHDDヘッド退避や、専用チップによるハードウェアプロテクトに対応。さらに、指紋センサーを搭載してログオンの認証や保存データの暗号化もできるようになった。
SX/190は、Microsoft Office 2003の有無によって「dynabook SS SX/190NR」と「dynabook SS SX/190NK」の店頭モデルを用意。そのほか、企業向けモデルとしてデザインを換えたdynabook SS S20 12L/2も用意。さらにCTOによってHDDの容量や無線LAN、Microsoft Officeの有無などが選択できる。
型番 | PASX190NR | PASX190NK |
OS | Windows XP Professional SP2 | |
CPU | ULV Pentium M 753(1.20GHz) | |
チップセット | Intel 915GMS | |
メモリ(最大) | DDR-400/256Mバイト(1280Mバイト) | |
液晶ディスプレイ | 12.1インチ(1024×768ドット) | |
グラフィックス | チップセット内蔵 | |
HDD | 60Gバイト | |
スピーカー | 本体内蔵 | |
ネットワーク | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、IEEE802.11b/g | |
スロット | PCカードType II、SDメモリーカードスロット | |
主なインタフェース | USB2.0×2 | |
バッテリー持続時間 | 約5.4時間 | |
サイズ | 幅286.0×奥行き229.0×厚さ9.9〜19.8ミリ | |
重量(標準状態) | 約1.29キロ | |
出荷開始 | 4月22日 | |
予想実売価格 | 25万円前後 | 23万円前後 |
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