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3年ぶりに登場したミニノートPCに東芝の本気を感じた──東芝「libretto U100/190」(2/3 ページ)

東芝のLibrettoシリーズといえば、サブノートPCよりも小さなミニノートPCの代名詞的存在であったが、2002年4月に発表されたLibretto L5を最後に新製品が登場してこなかった。今回、実に3年ぶりとなる新librettoは東芝のポータブルPC20周年を記念する魅力的な製品に仕上がっている。

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多目的に利用できる指紋センサーを搭載

 キーボードもよくできている。使用頻度の低い変換キーと無変換キーを1つにまとめるといった工夫によって、限られたスペースの中で、キーピッチ14ミリ、キーストローク1.5ミリを実現している。もちろん、A4サイズノートPCなどに比べれば窮屈ではあるが、慣れればタッチタイプも可能であろう。

 ポインティングデバイスとしては、スティックタイプのアキュポイントが採用されている。ただし、ThinkPadシリーズのTrackPointとは違って、キーボード中央部ではなく、パームレスト部分に配置されている。

 アキュポイントの右側には指紋センサーを搭載。Windowsのログオン認証やスタンバイからの復帰時、スクリーンセーバ解除時などに利用できるのはもちろん、ダブルタップしてアプリケーションランチャーを起動せさたり、指をセンサーの上で上下に滑らすことでホイール(スクロール)操作を行うことができるなど、ユニークな機能を持たせている。


使用頻度の低い変換キーと無変換キーを一つにまとめていることが特徴。キーピッチは14ミリ、キーストロークは1.5ミリである


アキュポイントの右側にスライド式の指紋センサーを搭載している。指紋センサーを利用して、アプリケーションランチャーの起動やスクロール操作が可能


指紋センサーをダブルタップするとアプリケーションランチャーが起動する


OmniPassというアプリケーションを利用して、指紋の登録と認証を行う

IEEE 802.11b/gとBluetooth 2.0をサポート

 libretto U100は、コンパクトなボディながら、インタフェース類も一通り装備している。ポート類としてはUSB 2.0×2やIEEE 1394(4ピン)、VGA、モデム、LANなどを用意。VGAポートは筐体側のコネクタが専用形状の小型端子を採用しているが、通常のD-Sub15ピンへの変換ケーブルが付属する。カードスロットとしては、PCカードスロット(TypeII×1)とSDカードスロットを装備。

 また、ワイヤレスインタフェースとして、IEEE 802.11b/gに加えて、Bluetooth 2.0+EDR(Enhanced Data Rate)に対応していることもポイント。Bluetooth 2.0+EDRは、従来の1Mbpsに加えて、2Mbps/3Mbpsでの通信を実現したBluetoothの最新規格である(もちろん、2Mbpsや3Mbpsでの高速通信を行うには、相手側もBluetooth 2.0+EDRをサポートしている必要がある)。無線LAN機能をオン/オフ可能なワイヤレスコミュニケーションスイッチを装備しているのも評価できる。


左側面には、ファンの通風孔と、ワイヤレスコミュニケーションスイッチ、PCカードスロット、VGAポートが用意されている


正面には、SDカードスロットとPCカードリリースレバー、IEEE 1394ポートが用意されている


右側面には、ボリュームとヘッドホン出力、マイク入力、USB 2.0×2、LAN、モデムの各ポートが用意されている

リブレットDVDドックでポータブルDVDプレーヤーに変身

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