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5分で分かった気になる、今月のアキバ事情2005年4月(2/2 ページ)

アキバ再開発地区の一角がオープンし、秋葉原駅電気街口南側が一変した2005年4月のアキバ。予想を反して盛況だった64ビットWindowsの深夜イベントに、暖かくなってきて“生えだし”てきた冷却パーツなどがポイント。

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暖かくなって増えてきた“冷却系”パーツ

 普段より新製品が多かった気がする4月だが、中でも暖かくなってきて増えてきたCPUクーラーなどの冷却系パーツの登場が目立った。毎週2〜4個のペースで新製品が登場し、ショップの棚も毎週違う製品が並んでいるといった具合となった。

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4月22日に発見したCoolerMaster「Hyper 6+」。価格は6400円前後

 扇形、花形など多彩な形状の大型フィンを搭載する製品がトレンドで、LGA775とmPGA478、Socket 754/939/940といった環境に個々に対応するアタッチメントを用意することによりマルチ対応しているのが特徴の1つだ。

 某ショップによると「LGA775用のリテールクーラーは性能がほどほどよく、mPGA478環境の頃に比べて買い換えを希望するユーザーが減っています。Athlon 64系は順調に売れていますが、ターゲットユーザーの絶対数を増やすためか、マルチ対応の製品が増えているという傾向のようです」と話す。

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4月8日に発見したサーマルテイクの「Sonic Tower CL-P0071」。価格は5000円前後
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4月15日に発見したCoolJag「冷花 WJAC84MC」は4000円前後。T-ZONE.PC DIY SHOPでは「LGA775用のCPUクーラーとしては異例の人気が出ました」とのこと

 また4月に入って、水冷キットの新製品もいくつか登場してきた。

 4月9日調査で紹介したサーマルティク「Rocket CL-W0011」を始め、CoolerMasterの「Aquagate mini」シリーズなど、昨年の水冷キットブームからより洗練され、ユーザーニーズに応えた(と思われる)製品が登場している。

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4月28日に発見したCoolerMaster「Aquagate mini R120」は1万4000円前後。ファン径の小さい「Aquagate mini R80」も1万3000円前後で販売されている

インテル/AMD製CPUのどちらも使えるマザーが近日発売

 各ショップのデモ展示品から、5月以降に入荷が予定される製品の傾向も読み取れる。

 注目はECS製マザー「A9S」だ。もとはLGA775対応マザーだが、SiS756チップセットを搭載する付属ライザーカードを専用バスに差すことでAthlon 64環境(Socket 939)でも動作するという。

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ECS「A9S」

 入荷は5月中予定、現在ツートップ秋葉原本店やドスパラ秋葉原本店などでデモ展示がなされている。また、LGA775マザーで初めてSLIに対応する、nForce4 SLI Intel Editionチップセット搭載のギガバイト「GA-8N-SLI Royal」もまもなく登場する予定だ。

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ツートップ秋葉原本店では、LGA775未使用でライザーカードのAthlon 64でシステムを動作させるデモが行われている
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ドスパラ秋葉原本店に展示されていたギガバイト「GA-8N-SLI Royal」。4月下旬入荷の予定だったが、入荷が若干遅れている状況だ
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4月8日に発見したASUS製のSocket 479−Socket 478変換ゲタ「CT-479」(6000円前後)など、プラットフォームの垣根を越えるパーツには今後も注目したい
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