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最後の大物台湾ベンダー「Foxconn」日本上陸
台湾の大手PCバーツベンダー「Foxconn」が日本のPCパーツ市場に自社ブランドで参入する。日本側の輸入総代理店はユニスター、販売代理店はユニティウィンズが担当。説明会では次期ノートPCプラットフォーム「Napa」チップセット名もさりげなく登場した
FoxconnはOEM向けコネクタ製造では世界トップクラスのOEMメーカー。LGA775搭載マザーのCPUソケットに「Foxconn」と刻印されているのを目にしているユーザーも多いと思う。
日本市場では、長らくOEMとして製品を供給してきた同社だが、2003年からは自社ブランド「Foxconn」のリテール販売を欧米や中国で開始。現在マザーボードの出荷数ではASUSに次いで第2位、デスクトップPCベアボーンでは第1位のシェアを占めている。
Foxconnが扱う製品はマザーボード、クーラーユニット、デスクトップベアボーン、ノートPCベアボーンなど多岐にわたるが、日本では第一段階として、マザーボードの取り扱いから開始する。まずは、日本におけるFoxconnブランドの知名度を高め、それからほかのジャンルの取り扱いを開始する計画だ。
ユニスター代表取締役社長の齋藤聡氏は「現在、日本のマザーボード市場は上位3社が75%を占める寡占状態。Foxconnは“高品質の製品を安く提供する”ことで、この1年で上位3社に食い込んでいく」と、当面の目標を明らかにした。
説明会の会場に展示されていたFoxconnの製品。nForce4 Proを搭載したOpteronマザー「WinFast NFPIK8AA-8EKRS」 WinfastはAMD向けマザーに使われるブランド
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