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第23回 新緑と光の関係今日から始めるデジカメ撮影術(1/2 ページ)

公園や並木や花壇などが急に色づき始めてくる季節がやってきた。今回は、新緑をカメラに収めてみよう。

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 さてゴールデンウィークも終わり、夏が近づき、公園や並木や山や川べりや花壇などでは、急に色づき始めて大騒ぎである。道路や建物はそのままでも、周辺が変わるだけで急に色が増えるのだ。そんな新緑をカメラに収めてみよう。

新しい芽が吹き出ています

 自然を撮るとき一番大事なのは観察。身近な木も春になって急に伸びてきて、新芽の色が明らかに違う。葉っぱの色も違うし、茎の色も違う。

 新しい葉っぱは、去年からある葉っぱよりつやつやしていて、色も明るく黄緑っぽい。


春になると急に成長する。色が濃いのは去年までの葉。枝の色も違う

変わり目をアップで撮ってみました

新緑が一斉に真上に伸びているのがよい

 新しい緑は透明感があって、下から日差しに透かしてみるとすごくきれいである。しかし、そう思って普通に撮っても、背景の青空が明るい故にどうしても期待より暗めに写りがち。そういうときはプラスの露出補正をかけよう。次の例はちょっと多めに補正をかけてみたが、まぶしい感じは出てると思う。


普通に撮影

プラス1の露出補正で撮影

緑をきれいに撮る

 さて、もともと日本では「緑」というともうちょっと青みがかった色を指す(そもそも、緑も「青々」と表現するし)。だから記憶色重視のデジカメやデジカメの風景モードでは、やや青みをのせた緑色になる機種が多い。これは風景モードにしたときの色の差が大きな機種を選んで差を比べてみたもの。


通常モード

風景モード

 現実に近い緑の色合いは通常モードだが、風景モードの方が緑は青々とする。青々とした緑を撮りたいときは風景モードを使うのもいい。

 ではもっと緑に近づいて、森の中に入ってみよう。

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