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BTOで大化けする、A4ワイドの“新”スタンダード――Endeavor NT6000(5/5 ページ)

15.4インチワイド液晶、Mini-PCIタイプのTVモジュールを搭載可能であることに加え、さまざなパーツをBTO可能であるエプソンダイレクトが提案する“新”A4スタンダードノート「Endeavor NT6000」。その使い勝手やこだわりポイントのチェックに加え、今回は同社サポートがどうなのかというところも実際に確かめてみた。

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BTOで「化ける」スタンダードノート、そしてサポートについて改めて考えると

 NT6000のようなA4ワイドサイズモデルにはすでに1つの潮流になりつつあり、もちろんNT6000が初めての製品ではない。ではNT6000の魅力は何だろうか。

 それはやはり、同社ならではの柔軟なBTO構成により、いかようにも「化けられる」ことだ。たとえばいまどきのPCで、TV機能付き(ないしAVにも強いですよと謳っている製品)となれば、いやがおうでも光沢液晶しか選択できない製品も多い。しかしNT6000なら映り込みの少ないノングレア処理の液晶パネルもしっかり選択できるし、情報量重視のWSXGA+表示対応パネルの選択もできる。スマートに内蔵されたTV機能も欲しいし、あくまでPCとしての使い勝手のこだわるということもできるわけだ。

 エプソンダイレクトのサポート面に触れておくと、パーツは3年保証で無償保証期間(通常1年)を過ぎても、消耗品扱い以外の修理ではパーツ代は原則無料で技術料のみで修理が可能となることも大きなポイントの1つだ。さらに定額保守サービスとゴールドワランティに加入すると、1日修理(サービスセンターに到着の翌日までに修理)や、複数年間で予期せぬ過失や事故による故障も一定条件内で無償修理が可能である。

 なお、筆者は同社「EDi Cube Note S160P」を普段のメインマシンとして使用しており、定額保守サービスとゴールドワランティに加入している。購入から約1年半以上が経ち、液晶に不点灯部分が出たり、液晶パネルを閉じるさいに固定するラッチが折れてしまったりと(むろん使い方が人よりヘビーだからだが)満身創痍になりつつあった。

 今回のレビュー記事執筆用にこのNT6000を借りている1週間、これはいい機会だと修理を依頼してみた。実経過時間は火曜日に発送、その週の金曜日には修理が完了し、手元に戻ってきた。修理/交換項目は液晶パネル、液晶カバー、メインボード、トップカバー(キーボード、パッド部含む)、ラッチ交換など。そして技術料、送料まで含めてすべて無料で済んだのであった。

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2003年9月に購入したEdi Cube S160P。約1年半以上、筆者の原稿の99%はこのPCから生み出されたものだ。修理前は液晶、ラッチなどに不具合が発生し、キートップの刻印も擦れている方が多いくらいだったが、新品同様になって帰ってきた。キートップやタッチパッド周辺を見れば、新品であることが一目で分かる
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底面のシリアル番号などが記載されたシールの変色具合から、1年半以上酷使されてきたPCであることも分かるだろう。ちなみに同社製品の場合、保証書は存在せずシリアル番号で保障期間などもすべて管理されており、保証書を紛失してサービスが受けられないといったこともない

 ちなみに筆者の場合、2年間のピックアップ保守とゴールドワランティに必要だった費用は結局7000円弱。上記を無保証で修理するとなると、どれくらい金額がかかるか計算するのも怖いわけで、PCの基本的スペックだけでなく、サポートの質や範囲も、購入ポイントとして考えたいところではないだろうか。

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これが修理伝票。診断内容や修理内容もしっかりと記述されている。ちなみに1万2600円という金額は筆者がへたってきたメインバッテリーを自己的に注文したからで、実修理にかかった費用ではない。パーツ代は一切請求されず、必要なのは診断/修理料金、送料のみ。しかもゴールドワランティのおかげでこれらも無償になった

 NT6000は基本性能に加えて、このようなサポート体制もリーズナブルに「BTO」できるのも大きな魅力として挙げておきたいところなのである。

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