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隠し玉続出の「プライベートイベント」も見逃せない今週はCOMPUTEX TAIPEI 2005で四苦八苦した(3/3 ページ)

COMPUTEX TAIPEIではブース展示もさることながら、ベンダーはプライベートイベントやプライベートブースにも力を入れる。そこでCOMPUTEX TAIPEI 2005で行われたプライベート企画から、「CrossFire」「i-RAM」「Crush 51」に注目してみた。

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AMD K8統合型プラットフォームは「Crush 51」でPCI Expressに集約する

 昨年は展示ブースを設けなかったNVIDIA。今年はHall 1に大規模はブースを展開。しかし、主要なPCパーツの展示は、昨年と同様に隣接するホテルのプライベートルームで行っている。

 「COMPUTEX TAIPEI 2005で次期主力GPUが発表されるかも」という情報もあったが、今回は姿を見せず、その代わりに主役となっていたのが「次期主力統合型チップセット」のCrush 51だ。プライベートブースにはCrush 51を搭載したマザーボードのサンプルが多数。さらに、実際に動いているシステムも展示されていた。


Crush 51の動態デモシステム


プライベートルームに展示されていたマザーからギガバイトの「K8C51MF」。Crush 51はそれまでのnForceと異なり、2つのチップで構成される


2つのチップセットはGPUとMCP。GPUが独立しているわけで、従来の「統合型チップセット」という定義からはやや外れるかもしれない

 NVIDIA MCP Business GMのドリュー・ヘンリー氏は、2005年後半に登場するCrush 51によって、現在AGPが主流の統合型チップセットマザーでも、PCI Expressに移行すると説明。「現在、ディスクリートGPUが100%のPCI Expressプラットフォームでも2005年後半にはディスクリートが80%、統合型が20%になるだろう」(ヘンリー氏)

 「統合型チップセットで使われるグラフィックスコアは、すでにGeForce 6200で使われてるTurboCache技術を利用するのか」という問いをヘンリー氏は否定し、「Crush 51は、nForce 4とは異なるアーキテクチャを採用する。GPUとMPCが独立した2チップ構成になる」と説明。ただし、別チップにしたGPUのパフォーマンスは「GeForce 6600を下回る。このクラスのユーザーはパフォーマンスよりもコストを優先する」と述べた。


英語が拙い記者のために、ヘンリー氏はnForce 4&GeForce 6200 with TurboCacheとCrush 51の違いを図を描いてていねいに説明してくれた。Crush 51のGPUはDirect X 9とSM 3.0をサポート。パイプラインの数や動作クロックなどは「まだ言えませんね」(ヘンリー氏)


インタビューで「日本語8割英語2割」という、とんでもない記者の質問に笑顔で答えてくれたMCP Business GMのドリュー・ヘンリー氏
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