Hall 3で「iPod shuffle似」プレーヤーを聴く:今週はCOMPUTEX TAIPEI 2005で四苦八苦した
「なんかちょっと似てない?」と評判の「Super shuffleTangent」が予告どおりCOMPUTEX TAIPEI 2005に出現。早速手にとってそのサウンドを堪能した。
CeBIT 2005で登場してから、そのデザインとネーミングで「あの」人気ポータブルAVプレーヤーを意識しているでしょう、と評判になったこの製品。名前を「Super Tangent」に改め、LEDを搭載した上位モデルも発表されるなど、ニュースは相次いでリリースされるのに、当初予定していた「4月末の出荷」をすぎても製品はいまだ出てきていない。
最近「本当に出荷されるの?」という噂も聞こえてくるなか、「COMPUTEX TAIPEI 2005」に参加した開発元LUXPROのブースには、実際に動いて触れるSuper Tangentが登場。記者も実際に手にしてそのサウンドを試してみた。
Super Tangentのおさらいを。サイズは25×86.7×10.2ミリに重さ24グラム。メモリ容量が512Mバイトと1Gバイトの2モデルを用意。それぞれにWMA-DRMをサポートする上位機種がある
初めて姿をみせて話題をさらったCeBIT 2005ではモックアップサンプルの展示のみだったが、今回は動作するサンプルが実際に試すことができた。にぎやかな会場ゆえ、厳密な評価は差し控えておくが、ひとまず「音質に問題なし」と述べておきたい
サイズに重量、ボタンのスイッチなどは、すでに紹介されているデザインからとくに変更されていない。再生できるファイルの種類もMP3、WAVファイルに加えてWMA-DRMに対応と、こちらもとくに変化なし。ボイスレコーダ機能とFMチューナー機能も搭載する(上位モデルのTop Tangent、EZ TangentはFM録画機能をもつ)。
筐体裏側に用意されたセッティングスイッチ。左側は機能セレクタで上から「電源オフ」「サウンドプレーヤー」「FMチューナー」「ボイスレコーダ」になる。右のスイッチは各機能ごとに役割が変わるファンクションスイッチで、FMチューナーではバンドの切り替え(日本FM用とそれ以外の国のFM用に切り替え)になり、サウンドプレーヤーではプリセットされたサウンドモードを切り替える
気になる「本当に出荷されるの?」という問いに対してLUXPROのスタッフは「バイヤーでないから出荷については具体的にコメントできない」としながらも「日本人バイヤーから多数引き合いが来て現在調整中」と語っている(取材中も多数のバイヤーが質問をしていた)。
価格も「ストリートプライスについてはコメントできない」ということだったが、「512Mバイトバージョンで70ドル程度かな?」と具体的な数字を出してくれた。ちなみに「日本で来月ぐらいに出荷される可能性はあるか?」という質問には「may be」と答えている。
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