速度を求めるギガビット時代の本命NAS──アイ・オー「Giga LANDISK」(1/4 ページ)
いまNASに求められるニーズ、その多くは「パフォーマンス」だといえる。そのニーズに応えられる高い転送速度に加え、USB外付けHDDも増設可能、自動バックアップ機能などの機能を持つというNAS新製品「Giga LANDISK HDL-G」シリーズを試してみた。
アイ・オー・データ機器「Giga LANDISK HDL-G」シリーズはギガビットLAN接続に対応するNASの新製品だ。160Gから400Gバイトまで容量別に4モデルが用意される。
本体には4基のUSB2.0ポートが備わり、USB接続タイプの外付けHDDやUSBメモリ、メモリカードリーダーなどを接続し、これらをネットワークドライブとしてして活用させることも可能となっている。
アイ・オー・データ機器「Giga LANDISK HDL-G」シリーズ。160GバイトHDD搭載モデル(実売価格:2万9000円前後)から400Gバイトモデル(実売価格:5万円前後)まで4種類ラインアップされる(ITmedia Shoppingで最安値をチェックする)
Giga LANDISKは、上記のようにNASプラスαの機能搭載も特徴の1つだが、やはり注目はインテル製XScaleプロセッサとギガビットLANコントローラの採用で実現するという高いパフォーマンスにあるといえる。
同社カタログ上での計測値では、FTP接続時における大容量ファイルの読み出しで最高306.8Mbpsを記録し、Windows上でのファイル読み出し時でも157.1Mbpsと余裕で100Mbpsを超えるとしている。
なお同社は、LANチップ単価としては比較的高価とされるインテル製のLANコントローラを採用した理由として、ピークスピードだけではなく高トラフィック時でもスループット低下が少ないという理由を挙げている。実際、Intel製のギガビットLANコントローラはPC用LANカードやマザーなどのPCパーツにおいても同様に、ピークスピードそのものはもちろん、高トラフィック時のスループット性能の高さが評価されており、採用理由に関しては納得できるところだ。
今回は300GバイトHDDを内蔵する「Giga LANDISK HDL-G300U」を試用した。なお、ファームウェアが製品出荷前の評価バージョンであり、製品とは若干パフォーマンスなどが異なる可能性がある点は事前にお断りしておく。
実測でも安定して280Mbps(35Mバイト/秒 FTP時)を超える読み出し速度を記録
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