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TV、PC、カーナビそしてゲームにも新たな活用方法を広げる、シャープ液晶技術の可能性(2/2 ページ)

シャープは、「デュアルビュー液晶」「ベールビュー液晶」という2種類の液晶ディスプレイ向け技術開発開発を発表した。左右の視聴位置により1台で2画面ぶんの映像表示を可能とするものとして、家庭用TV、PC、ゲーム、広告用ディスプレイ、携帯電話などといった機器へ活用できるとしている。

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 カーナビ用ディスプレイへの活用も実用性が多いにあると想定されている。センターコンソールにカーナビ/カーTVを設置してあると想定し、運転席側からはカーナビの地図画面を、助手席側からはTV映像をといった方法が挙げられる。

 従来より表示画面内に別の小画面を表示するPicture in Pictureといった機能を備える機器も多いが、それぞれを画面いっぱいに表示できるほうが実用度としては高い。

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運転席側からはナビゲーション画面が、助手席からはTV映像画面が視聴できる

 液晶視野角の可変技術を応用したのが、視野角を広視野/狭視野に切り替えることができる「ベールビュー液晶」だ。

 狭視野角に設定を切り替えることにより、画面正面から角度が付くにつれて画面が見にくくなる。ノートPCや携帯電話にてプライベートな情報を取り扱うさいなどに、周囲からののぞき見を気にせず利用できるメリットが挙げられる。

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機内でのシチュエーション例。斜め後ろより画面をのぞき見されてしまう可能性がある。オフィスでの自席や喫茶店、図書館といった場所などでも同様と想定できる
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狭視野角に設定し、横から見た場合はフィルターがかけられたように画面は見えなくなる
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もう1つは、銀行ATMやコンビニ端末用ディスプレイへの活用。写真左は正面から、右にいくにつれて見えにくくなっている
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