Googleデスクトップ検索搭載のメディア統合ソフト「Media One Gallery」発表
インタービデオジャパンは、Googleデスクトップ検索機能+類似画像判別機能を搭載するデジタルメディア統合ソフト「InterVideo Media One Gallery」を発表した。同ソフト1本で、インプット/管理・編集/アウトプットまで、デジタルメディアを取り扱うほぼすべての機能を集約させたという。
インタービデオジャパンは7月27日、デジタルメディア統合ソフト「InterVideo Media One Gallery」を発表、9月16日より発売する。価格は1万1150円(税込み)、アップグレード/乗り換え版は8730円。
InterVideo Media One Gallery。アップグレード対象は、WinDVD/DVD Copy/WinDVD CreatorなどMedia Oneを構成する各ソフトを所持するユーザー。乗り換え対象製品は、他社製CD/DVDライティングソフトを所持するユーザー
Media One Galleryは、PC内のあらゆるメディアデータ/ドキュメントを扱える統合メディアアプリケーションとして、Googleデスクトップ検索ツール搭載によるデータ検索、写真・動画・データファイルなどをカテゴリごとに一括分類表示できる機能、それらデータをシームレスにDVDオーサリングやCD/DVD書き込みできる機能を備えるもの。データのインプット(キャプチャー、ダウンロードなど)から、管理・編集・作業、アウトプット(DVD書き込みなど)までをまかなえる。
インタービデオ ブランドプロダクトマーケティング 山下氏は「いままでの、さまざまな単体ソフトをひとまとめにした、いわゆる“全部入り”から、“1本ですべてを”というアプローチとなる。できる機能としては同じかもしれないが、1本のソフトという概念は同一インタフェースですべて作業が行える容易さから、「結局何ができるの?」といったユーザー困惑をよりなくせるフレンドリーさはもちろん、インストールに必要なHDD容量などにも大きく影響し、ユーザーに対しメリットが出せる。アプリケーションそのものは一から設計した。」と述べる。
再生・編集・オーサリング・書き込みといったことが行える某社製オールインワンソフトは、インストールに合計1GバイトものHDD容量が必要、一方Media One Galleryも同様のことが当然できるが、別途ユーティリティソフトも含めた必要HDD容量は148Mバイト、メインプログラム自体は約40Mバイトで済むとしている
大きな特徴として、Googleデスクトップ検索ツール活用によるファイル検索機能と、類似画像を判別し、検出する画像検索機能「SceneMatch 2」搭載による、検索・分類機能の高速化・高精度化が挙げられる。
Googleデスクトップ検索ツールの活用により、同ソフトの表示インタフェース内に写真・動画・音楽などのメディアファイルやドキュメントファイルを検索し、高速に表示できる。初期状態で対象となるドキュメントファイル形式は、doc/xls/ppt/mdb/mpp/vsd/txt/pdf。
Googleデスクトップ検索ツールを利用し、同ソフト内でファイル検索が行えるインタフェースとなっている。対応ドキュメントファイルの場合は、ファイル内容の検索にも対応する(同ツール用プラグインなども多数存在するが、同ソフト上では対応されないとのこと)
従来より搭載されていた画像判別・検出機能であるSceneMatchを、より高速・高精度化させたという「SceneMatch 2」は、ファイルを同ソフト内よりドラッグ&ドロップ操作を行うと、類似する画像を判別しリストアップしてくれる機能。もともと分類されていた画像のヒストグラムなどをベースに、被写体と背景、双方の画像内容を分析し、リストアップする。
分類カテゴリは、写真・ビデオ・ミュージック・ドキュメント・データ・デバイス・インターネットの計7種類。
写真 | 写真編集・印刷・スライドショー表示(自動エフェクト表示機能付き)に対応。 |
ビデオ | ムービーファイル再生・カット編集・DVD-Videoオーサリングに対応。 |
ミュージック | 音楽ファイル再生・オーディオCDリッピングに対応。 |
ドキュメント | Word/Excel/PDFなどのオフィスドキュメントやテキストファイルの検索・閲覧に対応。 |
データ | 上記以外のファイル管理、CD/DVD記録に対応。 |
デバイス | DVカメラ、デジタルカメラ、Webカメラなど外部デバイスからの映像キャプチャー、DVD-Video再生などに対応。 |
インターネット | Web上のより収集するビデオ・オーディオ、個別画像ファイル管理に対応。 |
画像ファイルであればそのまま閲覧(スライドショー)や編集、動画ファイルであれば、そのままカット編集したりDVDオーサリング作業を行いDVD記録するといったことができる。DVDオーサリングエンジンはユーリード「DVD Movieriter 4」のものが搭載される
対応OSは、Windows 2000 Professional/XP。
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