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HDDを内蔵できる、“ちょっと変わり種”なネットワークメディアプレーヤー──「MOVIE COWBOY」(後編)(1/4 ページ)

生PEG・DivXに加え、DVD-VideoのISOイメージやVOBファイル再生に対応し、かつLAN内のほかPCにあるファイルもネットワーク経由で再生できる、「MOVIE COWBOY」。後編では、多分ユーザーが一番気になるであろう、VOBファイルの再生やサーバソフト不要のネットワーク再生機能などを試していく。

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意外と便利「レジューム再生」機能

 HDDを組み込んで電源をオンにすると、最初にHDDから再生するか、LANから再生するかを選択する画面が表示される。

 あとは動画なら「MOVIE」を、音楽なら「MUSIC」より再生するコンテンツタイプを選択し、ドライブ(パーティション)→フォルダを辿って再生したいファイルを選択すればよい。また本製品の特徴の1つもであるのだが、HDDでもLANでも画面デザイン・操作性ともほぼ同一で、分かりにくい部分は少ない。

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電源をオンにしてしばらく待つとこのような画面が表示され、「MOVIE COWBOY」を選択すると内蔵したHDDからの再生が可能になる。HDD内に複数のパーティションがある場合にはまずドライブを選択、あとはフォルダを辿って再生したいファイルを選択するといったように操作する
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一覧に表示可能なファイル名の文字数もそこそこ多く、漢字表示も第二水準漢字まで対応するとのことで、普通に表示されている(漢字だけほどよく明朝体、などといった海外製品によくあるものでもない)

 単一ファイルを再生(シングル再生)する場合には、リストよりファイルを指定する。一方連続再生したい場合には再生を開始したファイルを選択し、「MENU」より上部のメニューから「Allplay」を選択する。この場合には「NEXT」「PREV」ボタンで前後のファイルに移動でき、同種の製品としては融通のきくほうだと感じる。

 再生時の便利機能として「レジューム再生」に対応している点が挙げられる。前回再生を途中で停止したファイルを再生しようとすると、停止位置から再生するか、最初から再生するかを再生開始時に選択できるようになっている。これは電源をオフにしても記憶されている。

 ただし、一度電源をオフにすると、次回の再生時にはファイル選択はやり直ししなければならない。どのファイルを最後に再生していたかを覚えていないと意味がなく、どうせなら「最後に再生したファイルの続きを再生」なんていう機能があればより便利に使えそうなのだが。

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レジューム情報が記憶されている場合は、画面のように続き再生と最初から再生との選択ができるようになる
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タイムサーチも全体の再生時間と現在の再生位置を確認してながら、再生開始したい位置を設定できる
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再生中に「File Info」ボタンを押すと、ファイルの各種情報──再生時間や容量、使用Codecなどが確認できる

DVD-VideoのISOイメージファイルやVOBファイルをそのまま再生可能

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