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指紋認証でセキュリティ対策万全のコンパクトPC――レノボ・ジャパン「ThinkCentre M51 Ultra Small」(2/3 ページ)

レノボ・ジャパンのデスクトップブランド「ThinkCentre」シリーズはこの夏から、「Mシリーズ」と「Aシリーズ」に統合され、従来あったSシリーズはMシリーズに組み込まれることになった。今回紹介する「ThinkCentre M51 Ultra Small」はSシリーズの後継機として登場したコンパクトデスクトップモデルだ。

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ThinkPadと同じ指紋認証機能を搭載可能

 M51 Ultra Smallはセキュリティ機能を強化するため、指紋センサー付きキーボードが選択可能になっている。指紋認証機能はM51 Ultra Smallが実装するセキュリティチップと連動して、BIOSやHDDパスワードの管理も行える。もちろん、レノボが提供する各種セキュリティソフトとも連携できる。


指紋センサーを内蔵したキーボードを選択できる。カーソルキーの下にセンサーのスリットが見える。価格はセンサーなしのキーボードを組み合わせた場合と変わらない

 レノボは指紋認証によるセキュリティ機能を重視しており、それは、指紋センサー付きキーボード搭載モデルを通常のキーボード搭載モデルと同価格で提供していることからもうかがえる。近年、社会でセキュリティ意識が高まっている状況で、こうしたアピールはこれからPCの導入や入れ替えを行う企業にとって非常に重要な機能として認識されるだろう。

 搭載する指紋センサーは、ThinkPadなどで採用しているものと同じ形状のもので、ThinkPadで使い慣れているなら問題なく利用できる。また、初めて使う場合でも指紋登録時に何度か試せばすぐにコツをつかめる。

 セキュリティ対応ソフトとしては以前「ThinkPad T42p」のレビューなどでも紹介した「Client Security Software」や、指紋センサーへの指紋登録などを行う「指紋認証ユーティリティ」などがHDDに用意されているほか、データ消去ソフトの「Secure Data Diposal」などをダウンロードしてで無償で使うことも可能だ。

 とくにClient Security Softwareを使うことで、ログインパスワードなど各種パスワード入力を指紋認証で行えるので、比較的長めのパスワード設定をした場合でも簡単にアクセスできる。安全性と快適性という相反する2点を同時にクリアできるのは、ユーザーにとって実に便利だ。

 また、こうしたソフトによるセキュリティ対策以外にも、背面のケンジントンロック用の穴をロックすることで本体が開かないようにできるなど、パーツの盗難に対するセキュリティも万全だ。

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