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暑い時期には低クロックでスローライフ──TyanのGeode NXマザーを試す(中編)CPU&マザー(2/3 ページ)

前回、無事組み立てが終わり起動してくれたGeode NX&Tyanの対応マザー「Tomcat K7M」だが、どうもパワマネが効いていないようだ。そこで、PowerNow!をはじめとするパワマネ機能を導入してとことん省電力動作に挑んでみる。

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さらに調子に乗ってみる

 クロックを下げたり、Core電圧を下げたりしてちまちまと消費電力を削っていくのはなかなか楽しい。さらに下げられる余地はないものかと、PCケースの中を見るとと、背面の冷却ファンが目についた。もともとCPUの発熱が少ないのだから、このケースファンを止めても、電源ユニットとCPUのファンだけでどうにでもなるだろう……ということで、これを止めてみた。結果は2ワットの節約。

 こうなると、「もっと下げられるのではないか」と欲が出る。次に目をつけたのはHDDだ。3.5インチのHDDはいかにも消費電力が大きそうだ。これを2.5インチのものに換えてみる。使用したのは富士通「MHN2200AT」という20GバイトのHDDで、データシートを見ると最大でも4.5ワット、平均して2.5ワット程度しか消費しない。3.5インチの6Y160POは最大で12.2ワットなので、かなりの差となる。


調子に乗って2.5インチディスクを接続

 再び、CrystalCPUIDでクロック周波数を400MHzに落とし、Core電圧を1.0ボルトにすると、なんといきなり35ワットと表示された。すごいすごい。


最低記録更新

 と、消費電力に注目していろいろやってみた。おかげで35ワット動作を達成したが、しかし、その代償として採用した2.5インチHDDは遅い。ディスクが古いものなので、プラッタの密度が低いということもあるだろうが、3.5インチHDDに慣れた体にはかなりの差が感じられた。もっともノートPCでは2.5インチのHDDを使っているわけだから、慣れの問題なのかもしれない。あるいは、家庭内でファイル共有サーバなどに使うのなら2.5インチでも十分だろう。

SocketA用マザーとしてはどうか?

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