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9万円台で指紋センサー標準搭載──オフィスユーザー向けの“標準”ノート「nx6125」(3/5 ページ)

9万円台から揃う指紋センサー標準搭載モデル──セキュリティ性能が昨今とくに強く望まれるオフィス向けモデルにあって、セキュリティ性能とその利便性、そして導入において最重要項目であろう価格面のメリットを満たすというビジネスコンシューマ向けノートPC、日本HP「nx6125」を試してみた。

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 プレインストールソフトはHP ProtectToolsセキュリティマネージャ、Altirisローカルリカバリといったセキュリティツール系が揃う。ほか60日間試用版Norton Antivirus、Intervideo WinDVD PlayerとSonic Record Now!など。ちなみに搭載されているのCD-ROMドライブなのでDVDプレーヤーやライティングソフトは不要とは思うが……。こちらはBTOにより光学ドライブをDVDや記録型ドライブにした場合に有益に活用できると思われる。

 液晶ディスプレイは1024×768ドット(XGA)表示対応の15インチパネルを採用する。個人的な感想としては、オフィス用途では表計算ソフトにおける広い範囲でスプレッドシートを表示できるよう、できるだけ高解像度のパネルが欲しいところだが、企業の一括納入となると価格との折り合いも必要といったところだろう。ちなみに1400×1050ドット(SXGA+)表示対応パネルを採用する「nx6125 ハイエンドモデル」というモデルもラインアップされている(14万7000円から)。

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1024×768ドット(XGA)表示対応の15インチ液晶を搭載する。1400×1050ドット(SXGA+)表示対応パネル搭載モデルも用意される

 グラフィックス機能は搭載チップセット「ATI Radeon Xpress 200M」の内蔵機能となっている。Xpress 200Mの性能はというと、グラフィックスカードでいうところのRADEON X300相当となる。ここからメインメモリを最大で128Mバイトまでシェアする形となるので、なおさらメインメモリは余裕をもって搭載するのが望ましい。試用した標準モデルでは256Mバイトを搭載するが、OSがWindows XPということもあるから512Mバイト以上に増設、ないしオプションでリプレースしたいところだ。

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 CPUとMemoryスコアに関しては、この価格帯ではかなり健闘している結果だと思う。Graphicsはチップセット内蔵のグラフィックス機能であるということと、メインメモリをシェアする関係でやや低いが、試用機のメモリ搭載量が256Mバイトなので仕方ないところ。なおHDDスコアに関しては(試用機では)多少振れ幅が広い感じで、平均してみると少々低い結果となってしまった。

 ちなみに今回は法人向けのエントリーということだが、法人向けの上位モデルはTurion 64 ML-28、個人向けモデルはTurion 64 ML-40、そのほかDVD±RWドライブや無線LANも個人向けモデルであれば搭載している。

 性能だけ見ると法人向け<個人向けといったラインアップなわけだが、これは個人向けはエンターテインメント性能を、法人向けはよりセキュリティ機能と販売価格を重視としたための構成だろう。また、個人向けモデルであっても指紋認証ユニットは搭載されており、セキュリティの向上や盗難防止に一役買いそうだ。

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