デュアルコアCPUでパワーアップしたスリムPC──エプソンダイレクト「Endeavor MR2100」(2/2 ページ)
エプソンダイレクトのデスクトップシリーズには、タワー型モデルのPro/MTシリーズと、スリムタイプのAT/MRシリーズがある。今回発売されるMR2100は、スリムタイプのハイエンドシリーズ。スリムタイプでありながら、ハイパフォーマンスを実現した従来のMR2000をさらにパワーアップした構成になっている。
高画質テレビチューナーカードと使いやすいコントロールソフトFINESTATION
MR2100のメインコンテンツともいえるのが、標準装備となっているキャプチャーカードである。搭載されているのは富士通のPCなどでも採用されているAVerMedia製で、ゴーストリデューサや3次元Y/C分離機能などを備えたロープロファイル対応の高画質モデル。エンコードチップは、WISのGO7007を搭載している。MPEG-2のエンコードはもちろん、DivXへのハードウェアエンコードも可能だ。高画質録画でも、保存用にサイズを小さくして録画したい場合などでも、用途に応じて使い分けられるのが便利だ。
コントロールソフトは、エプソンダイレクトオリジナルのFINESTATIONが採用されている。FINESTATIONは、2004年に発売されたEDiCube MRシリーズから採用されているソフトで、10フィートUI風のインタフェースを持ちながら、マウスでの使い勝手も損なっておらず、とても使いやすいソフトである。
テレビの視聴や録画、録画ファイルの再生、DVDの作成、カット編集など、動画に関する機能はすべてFINESTATIONでこなせるほど多機能なソフトである。設定項目も豊富に用意されており、ユーザーが使い易いように細かく設定できる。ゴーストリデューサはチャネルごとにオンオフが設定可能。チャネルごとではないが、3次元Y/C分離のオンオフやシャープネスなどの詳細な画質調整も可能だ。予約録画時の開始マージンに加えて、終了時のマージン設定も可能だ。NHKなどのピッタリに始まってピッタリに終わる番組を録画するときなど、尻切れになってしまうことを防止できる便利な設定項目だ。
録画画質の設定は、MPEG-2形式が1.5Mbps〜6Mbpsの5タイプのプリセットが用意されている。DivX形式での録画では、384Kbps〜3Mbpsの10タイプから選べる。ユーザー設定はできない。プリセットだけでも必要にして十分に用意されているが、できれば8〜10Mbps程度の高画質モードを用意して欲しいところである。
通常の設定では、HDDに録画が行われるが、データの保存先をDVDにしたダイレクトレコーディングも可能だ。録画途中で容量が不足した場合に備えてリレー録画にも対応している。DVDが一杯になったら、録画がとぎれることなくHDDへと引き継がれる機能で、安心してダイレクトレコーディングが利用できる。DVDの残りサイズに合わせたジャスト録画機能なども搭載しており、使いやすさをよく考えて作られている印象を受ける。
MR2100 | MR2000 | |
PCMark04 PCMarks | 4791 | 3915 |
PCMark04 CPU | 5564 | 4553 |
PCMark04 Memory | 4562 | 4600 |
PCMark04 Graphics | 1873 | 979(オンボード) |
PCMark04 HDD | 4459 | 4707 |
3DMark03 | 2969 | 722 |
3DMark05 | 1048 | 310 |
PCMark05 | 3692 | - |
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