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4万円台でセキュリティチップを搭載したIntel 915スリムタワー──エプソンダイレクト「Endeavor AT955」(1/3 ページ)

コストパフォーマンスに優れた省スペースPCで大量導入にも適しているエプソンダイレクトのATシリーズが一新。ハードウェアセキュリティチップを搭載してイマドキのオフィス需要にもしっかりと応えるスペックを実装した。

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Intel 915GLチップセット搭載マザーボード最小構成で4万9800円

 EndeavorのコストパフォーマンスデスクトップPC AT95xシリーズが大幅にモデルチェンジ、ニューモデルAT955が登場した。最も大きい変化はIntel 865系からIntel 915系へのアップグレード。AT955のマザーボードは、Intel 915GLチップセットを搭載するオリジナルモデル「EDC915GL1」。供給元はASUSTeKである。

 BTOで選択できるCPUはCeleron D 331/336、Pentium 4 506/630/640/650/660/670と自由度が高い。Celeron D 336に、メモリ256Mバイト、HDD 40Gバイト、CD-ROMドライブという組み合わせの場合、ダイレクト価格で4万9800円と、実に5万円を切る高いコストパフォーマンスを実現している。

 今回試用したのは、そのCeleron D 336(2.8GHz)を搭載しているモデルだ。すでに述べているように、Intel 915GLチップセット搭載マザーで、グラフィックスはチップセット内蔵の機能を使用する。PCI Express x16やAGPスロットは搭載していないので、グラフィックスカードの増設はできない。光学ドライブはCD-ROMドライブでFDDは搭載していない。オフィスユースを考慮しており、データの持ち出しが容易にできないシステムとなっている。最近のメーカー製PCではごく普通に搭載されてきているメモリカードリーダも搭載されていない。メモリはPC3200を256Mバイト搭載している。ただし、Celeron DはFSB533MHzベースであるため、メモリの実質的な速度はPC2700相当になる。後日Celeron DからFSB 800MHzのPentium 4にアップグレードするとっきでも、メモリはそのまま流用できる。


Endeavor AT955。今回評価するのはCeleron D 336を搭載したコストパフォーマンス重視の構成


筐体内部はCPUソケット、メモリスロットにアクセスしやすくデザインされている。ファンは2つでともに低速回転。マザーはASUSが供給する「EDC915GL1」


一見アクセスしにくそうだったドライブベイもこのように跳ね上がって換装が容易に行える
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