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華麗なホワイト筐体をまとう、地デジ対応デスクトップ──「Prius Air AR37N」(2/5 ページ)

日立による2005年秋冬モデル Prius Nシリーズにおいて、地デジ視聴/録画が行える新モデル「Prius Air AR37N」が登場した。地デジ対応で19インチワイド液晶搭載、大画面TVへの出力も可能なD端子も備えながら、コストパフォーマンスも高いとされる本機を早速試してみた。

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地デジ含めて統合ソフト1つで操作できる「Prius Navistation 4」

 TVの視聴および録画は、同社製メディアファイル統合ソフトである「Prius Navistation 4」により、一括で操作できる。

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Prius Navistationトップメニューでは、各種コンテンツが三次元で飛んでくる、かなり凝った操作メニューを採用している

 標準モードでは小さめのTV画面に、チャンネルごとの現在放送中番組一覧、番組表を組み合わせた画面が表示される。画面の切り替えなしに、視聴と番組表、予約一覧などを同時表示できるのは使いやすい。しかし起動がやや遅いかな……といった不満部分も若干あった(編集部注:試用マシンは試作機のため、市販されるものとは若干異なる可能性があります。以下同)。地上デジタル放送と地上アナログ放送では、チューナー切り替え操作が必要にはなるが、同一ソフトで操作が可能になっている。

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Prius Navistationの標準的なモードがこの画面。下半分には、録画番組の一覧や番組などが表示される(画面ははめ込み画像。以下同)
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ミニ画面表示にすればウィンドウ形式の表示となる。別のことをやりながらの「ながら見」時はこのモードとなろう

 もっとも地上波デジタルでは、ハイビジョン放送を高画質で視聴でき、録画もハイビジョンの高画質記録が可能だ。

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番組表データは、インターネット経由ではなく、放送と一緒に送られてくるデータが用いられる

 HD映像の録画仕様は、1080ラインのインターレースとなっており、D3フル解像度の1920×1080ピクセルのデータとなっている。なおPC入力時の液晶ディスプレイ解像度は1280×780ピクセルであり、HD映像をピクセル単位でフル表示させることはできない。

 録画したファイルをDVD化したり、編集して再エンコードしたりといった作業は行えず、HDDに記録し、見たら消していくという方式になる。この部分はデジタルチューナー搭載PCの若干高いハードルとなっており、各社いくつもの方法を模索している状態だ(そのPCでのみ録画データの視聴・編集作業が行えるようにする、といった方法で、アイ・オー・データ機器「GV-MVP/RX3」などがすでに発売されている)。

 搭載HDDは、320Gバイトの大容量モデルが採用されている。とはいえ、HDコンテンツは容量が多くことから溜め込んでしまうのは禁物で、今回の数日間程度の試用でも(もちろんばしばし録画していたわけだが)最終的には残容量が数百Mバイトになってしまったほど。地デジ対応であればもう少し余裕が欲しいとも思う。ちなみにデジタルハイビジョン録画では21Mbpsほどのビットレートで、2時間の番組で14Gバイトもの容量を消費することになる。スペック値では最大約27時間ぶんの録画が可能となっている。

デジタル放送の美しさは抜群。全画面表示時はD端子からのみの出力となる

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