導入満足度はもはや“至高”の域──真空管アンプふうのアクリルPCケース「Jules」:PCケース(2/4 ページ)
自作PCは、所詮“ジコマン”。でもそれでいい──そう思わせざるを得ないPCケース、それが海連「Jules」だ。真空管アンプのようなデザインで、“パーツ丸見え”なアクリルボックスを備えるこの新機軸PCケースを試してみた。
真空管アンプふうな雰囲気に、所有満足度はかなりのもの
Julesをもう詳しく見てみよう。
まずマザーと拡張カードが載せる上段は、マザーベースとアクリル製のドーム型カバーをかぶせる構成となっている。もちろん内部のパーツは丸見え、メーカーであればここにPRしたいパーツもろもろを搭載するわけだが、ユーザーとしてもここは苦労して入手したパーツを見せびらかすのに(もちろんジコマンとしても)活用したりできる。ここは光モノパーツで演出しておきたいところでもある。
下段は外側左右にアルミ板を、ガワは黒いアクリル板で構成されている。内部には2段ぶんのクリアアクリル製ドライブベイが備わり、ここに電源とドライブ類を格納する。前面には「Jules」のロゴがくり抜かれ、内部に搭載されたネオン管でロゴが浮き上がる仕組みが備わっている。
全体としては昔の真空管アンプふうなノスタルジックな雰囲気があり、そのスタイルに、所有満足度はかなりのものである。とにかくこのケースのユーザーになったのならば自己顕示欲の限りを尽くさねばならない宿命だろう。
パーツ内容は、基本的に本体は下段部と、上段のパーツ(ドームとマザーボードベース、背面I/Oボード)といったように分かれている。ここでは下段ユニット、上段ユニット、マザーベースといったように呼び変えることにする。
まず下段ユニットは、電源とドライブを格納するスペースだ。そして上段は下部ユニットにマザーボードベースと上部ユニットを組み合わせて完成する。
このケースには「ムリヤリ」が似合わない
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