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「レノボのThinkPad」はどこが変わった?──レノボ「ThinkPad Z60t」(3/5 ページ)

チタンカラーのボディ。ワイドサイズの液晶ディスプレイ。新しい筐体デザイン。レノボ初となるThinkPad新ラインアップはその大胆な変身で多くのユーザーを驚かした。しかし、ThinkPadの「魂」は変わらずにいるのだろうか。注目のThinkPad Z60tでそのあたりを探ってみたい。

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右手前に集中するインタフェースの使い勝手

 筐体に設けられたインタフェースは右側面にPCカードスロットやIEEE 1394、USB、光学ドライブ、正面右寄りにSDカードスロットに無線LANのオンオフスイッチ、と頻繁に抜き差し、出し入れ、切り替えが行われるデバイスとコネクタを右側にまとめて配置されている。とくに、内蔵光学ドライブが奥に設置されているため、それ以外のインタフェースが手前に集中している。


ThinkPad Z60tに用意されたインタフェースを前後左右の各側面に見る。右側面前寄りと正面右寄りに抜き差しの伴なうインタフェースが集中している。側面から見るとZシリーズで採用された平行四辺形の断面がよく分かる

 手前にインタフェースを設置するレイアウトは「キーボードに置いた手が干渉する、気になる」といって嫌われる傾向があるが、Z60tでは筐体の横幅があるのでホームポジションに置いた右手はインタフェースにまったく影響されない。かえって、接続したデバイスの抜き差しが容易にできるので使い勝手はすこぶるよろしい。

 レノボは余裕のある横幅を利用してインタフェースのアイコンをキーボードの脇に配置した。コネクタやスロットの場所が脇を覗き込まずに分かるので使い勝手が向上する、とレノボは説明しているが、そのアイコンの場所は軍用メカのように三角形のシンボルでコネクタの位置を正確に示しているわけでない。「そこにある」程度ならば(今回のように評価期間の短い間でも)使っているうちに覚えてしまうわけで、さほど使い勝手には影響しないように思われる。

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