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家庭用液晶TVに迫る表現力を備えた、欲張り“パソテレ”──「Mebius PC-XG60K」(2/3 ページ)

PCにTV機能などAV要素を備える“テレパソ”は一般化してきたが、今回試すシャープ「Mebius PC-XG60K」は、家庭用液晶TVに迫る表現力を備え、かつHDDレコーダーやDVDプレーヤー機能にPC機能が備わる、いわゆる“パソテレ”である。

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キーボードを隠すと、まさに家庭用液晶TVといったデザイン

 そしてデザイン。ふと書類をキーボード部分に置き、その外観を眺めたとき、家庭用15インチ液晶TVと錯覚してしまったほど、“それらしく”見える。

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シルバー基調の光沢のあるキャビネットと、やや大型の15インチ液晶ディスプレイにより、家庭用液晶TVに錯覚してしまうような外観

 強い光沢感があるキャビネットに、ノートPCでは珍しい前面排出タイプDVDドライブが備わり、家電的な印象を受けられるような造り込みの工夫がかなり感じられる。いまどきのAV系機能重視型ノートPCは、いわゆる光沢液晶パネルが用いられるが、本機にあたっては液晶のみならず、本体含めてツヤツヤ/テカテカな光沢感ある造りとなっている。

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DVDドライブは本体前面に搭載されるため、DVD-Video視聴時などDVD挿入時はとくに使いやすい。欲をいうと、スロットローディング式にしてくれるとより便利だと思うのだが

 本体や、付属する操作用リモコンに配置される「TV」「DVD」などのボタンを押すことにより、OS起動なしにTV視聴・録画・DVD視聴・CD再生が行える「INSTANT PLAY」も、当然備えている。そのボタン操作により10秒ほどで起動する。TV録画はもちろん、リモコンによる操作でタイムシフト再生なども行えるようになっている。

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本体キーボード奥に、「TV」「REC」「DVD」「MUSIC」といったボタンが搭載される
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付属する操作用リモコン。TVアプリ操作やブラウザ操作などWindows XP起動時はもちろん、TV視聴(チャンネル切り替え・ボリューム調整)や録画開始、DVD再生操作といったINSTANT PLAY時にも便利に利用できる

 映像の入出力端子は、本体右サイドにRCA音声・映像入力、背面にSVideo入出力と外部ディスプレイ出力、それにアンテナ入力端子が用意されている。

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USB2.0は本体左右に2基×2、IEEE1394とPCカードスロットが本体右に、ヘッドフォン/マイク端子とモデム端子が本体左に備わる
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背面にLAN端子のほか、S-Video入出力、TVアンテナ入力、外部ディスプレイ端子、そして排熱口が備わっている

 基本的には家庭内用の据え置きノートとして活用するであろうモデルということで、外部に持ち運ぶことを想定していないようで、カバー類は付いていない。前面はDVDドライブのほか、インジケータ類とSDメモリカード/メモリースティックスロットが配置されており、頻繁に操作するであろうメディア類の抜き差し作業は非常に行いやすい。

こだわったパソテレ機としてはHDD容量の少なさが気になるが、増設も可能

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