「パソコンの自作、ここが知りたい」日本未発表のパーツ:WPC EXPO 2005(3/3 ページ)
「デジタルライフスタイルの提案」にシフトしつつある近年の「WPC EXPO」であるが、今年はPCパーツベンダーを集めた「パソコンの自作、ここが知りたい」ゾーンが設けられた。ここでは、そこで展示されているPCパーツを速報で紹介しよう。
MSI
MSIブースは、このところ同社が力を入れているベアボーンノートPCユニットがメイン。PCパーツはPentium Mに対応したベアボーンキット「Midas 915GM」が展示されてる。Intel 915GM+ICH6を組み合わせたおなじみのMSIマザーを搭載。DDR2-533MHz、もしくはDDR-333MHzメモリを2スロット、ギガビットLANを2チャネル、PCI Express X16 スロットを1つ持つ。電源ユニットは180ワット。
サーマルティク
日本サーマルティクのブースでは、水冷クーラーユニットとデザイン重視のPCケースが目立つ。PCケースでは横置きタイプAV機器風デザインの「Mozart」「Bach」を展示。そして、それらのデザインとあわせた日本未発表の水冷クーラーユニット「Home Theater DVD Style Liquid Cooling System」も紹介されていた。
AV機器テイストのサーマルティク製品群。上から「Home Theater DVD Style Liquid Cooling System」「Mozart」「Bach」となる。MozartとBachはデザインが異なるだけでスペックは同じ。水冷クーラーユニットは筐体内部にラジエータ、ポンプ、タンクが収納されている
水冷ユニットではタンクとラジエータを組み込んだユニットをPCIスロット2本に差して使うGPU水冷クーラー「Tide Water」に注目。NVIDIAとATIのGPUに取り付け可能で、消費電力120ワットまで対応する。日本では11月中に出荷される予定で、実売予想価格は1万3000円程度。
そのほか、目立っていたのが水冷クーラーユニットにファンを組み込んだ「空冷水冷ハイブリッドタイプ」の製品。展示されていた日本未発売の「Silent Water CPU Liquid」は来月末から販売予定。ラジエータユニットに大口径ファンを組み合わせている。
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