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山洋電気が伝授するクーラーファンの勘所WPC EXPO 2005(2/2 ページ)

最近流行の「パーツベンダープライベートイベント」で人気なのが開発スタッフによるセミナー。そこでWPC EXPO 2005でも名だたるベンダーがプライベートセミナーを行っているが、それらのなかから「あまり表に出ない」興味深いテーマに注目してみた。

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筐体内部の冷却効果を高めるために留意すべきポイント。「高発熱基板を並べない」「筐体と壁の空間を十分に取る」「筐体内部に十分な間隔を確保する」といったよく聞くTips以外にも、「直列ファンにしても効率はさほど高くない」「導風板を設けて狙った場所を確実に冷やす」といった裏技も伝授


「狙った場所を確実に冷やす」ためには筐体に設けられた吸気口と排気口のサイズも重要。十分な風速を確保するためにはポイントを絞って狭い穴を開けるのが肝要であるそうだ


プリント配線板に基板におけるチップレイアウト。発熱が大きいものは「離す」「端に置く」「並べない」が基本になる

 以上、セミナーで示されたスライドをダイジェストで紹介したが、筐体内におけるファンやパーツの配置や、高発熱チップの基板におけるレイアウト、プリント配線における高消費電力線のパターンなど、自作ユーザーレベルでは手は出せないものの、技術的に興味深く、かつ、製品を選ぶときのヒントになりそうな話題が豊富に提供されたセミナーであった。

 WPC EXPO 2005ではここで紹介した山洋電気以外にもパーツベンダーによるセミナーが全期間通して予定されている(ただし、残念ながら山洋電気のセミナーは26日の1回のみ)。スケジュールはここから確認できるので、興味深いセミナーには実際に足を運んでみてはどうだろうか。


イベントにおけるこの手のセミナーはなかなか観客が集まらないのだが、ご覧のとおり満席御礼であった
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