キヤノンのフラッグシップ複合機がまったく新しく生まれ変わった――PIXUS MP950（5/5 ページ）

2004年は単機能プリンタの一新で市場を制したキヤノンが、2005年は本格的に複合機ラインアップを展開する。最上位の「PIXUS MP950」は、昨年モデルの最上位だった「PIXUS MP900」の後継だ。型番的な違いは小さいが、中身はまったく別物といえるほど進化している。

[林利明（リアクション），ITmedia]

速度比較

・A4普通紙コピー

デフォルトの画質モードは「標準」。コピーも高速で、この設定がベストだ。モノクロコピーを「はやい」にしても、印刷がかなり薄くなる割にほとんど速くならない

・メモリカードダイレクトプリント

本体のスタートボタンを押してから排紙までの時間。メモリカードのリード時間とデータの処理時間を含むが、なかなか高速だ。画質的には「標準」でも十分だろう

・PCプリント

紙送り開始から排紙までの時間。L判フチなしは純正の「プロフェッショナルフォトペーパー」で「きれい」設定、はがきフチなしは「インクジェット官製はがき」で「標準」設定がよい

・PCスキャン（反射原稿）

L判横置き（600dpi）が若干遅かった以外は、全体的に高速

・PCスキャン（35ミリネガスリーブ）

サムネイルプレビューが速いのは高評価。2400dpiや3200dpiも、2分強ならまずまずのスピードだ