レビュー
レイアウトフリーなLAN接続型/業務機器ふうデザインのTVユニット──「DNT-888L」「DVR-777U」:TVキャプチャーユニット(4/6 ページ)
カノープスが新たに提案するPCのためのTVユニット、それが「DNT-888L」および「DVR-777U」だ。ひとつはLAN接続タイプにて、LAN内PCでTV機能を共有できる特徴を持ち、もうひとつは業務用機器ふうなデザインにて、外部出力機能搭載により高画質回路搭載の単体TVチューナーとしても活用できる。今回はこの特徴的な2台を一緒に導入してみた。
メーカー非サポートながら、ブラウザでの視聴も可能
なおDNT-888Lのみの活用法となるが、ブラウザからのテレビ視聴もサポート外ながら可能だ。これにはGNUライセンスの元で開発されているフリーソフトウェア「VLC media player」の機能を利用する。
VLC media playerインストール時のオプションにある「Mozilla plugin」「ActiveX plugin」をチェックすることで、Mozilla pluginならばFirefox、ActiveX pluginならばInternet ExplorerでTV視聴が可能となる。
さらにVLC media player(とFirefox)は、Windows以外のOSにも対応しているので、たとえばLinuxやMacOS XなどからもDNT-888LのTV視聴やチャンネルコントロールが行える。アクセスはブラウザのアドレスにDNT-888LのIPを指定、TVを見るには「その他」という項目にある「モニタ」をクリックするだけとシンプルだ。
ちなみにDNT-888LはWebサーバ機能が動作していることになる。セキュリティ部分は考慮する若干必要があるが、設定いかんでは外部ネットワークからもTV機能を活用することができるといえる。
DNT-888Lの場合、録画データはLAN経由でPCに保存される
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