クールでスリム、あるいは超豪華+レーザーか──ロジクールのキーボード+マウスセット新モデル2種を試す:キーボード&マウス(1/6 ページ)
劇的に進化した──というものではないが、毎年細かなユーザーニーズを多く反映し、進化するキーボードとマウス製品群。今回はその2005年モデルうち、ロジクールの「Cordless Desktop S510」「Cordless Desktop MX3000 Laser」というキーボード&マウスセットパッケージの2モデルを試用してみた。
キーボードとマウスがセットになったパッケージ製品といって思い浮かぶのは、ロジクールとマイクロソフトだったりする。いや、もちろんそのほかにも「2点どう?」なんて製品など多数あるわけだが、ぱっと思いつくのは前述の2社で、いずれにせよこの2社が業界をリードしているのは間違いない。
そのメーカーの1つ、ロジクールから2005年モデルとしてキーボード&マウスの新モデルがいくつか登場した。今回はその中から、スリムデザインで格好よく見える「Cordless Desktop S510」と、多機能ハイエンド向け+レーザーマウス付属の「Cordless Desktop MX3000 Laser」という2種類のコードレスキーボードセットを試してみた。
スリムでも意外と剛性は高いS-510
まず、筆者が比較的スリムキーボード好きということもあり「Cordless Desktop S510(S-510)」から触ってみよう。
同社のスリムキーボードというと、近未来的なフォルムの「diNovo Cordless Desktop」(関連記事参照)などがあるが、S-510はdiNovoのように分離テンキー採用といったような飛び抜けた特徴を持つわけではないが、先鋭すぎずシンプルなデザインが、同社によるとフラットなディスプレイにマッチすることを狙っているようだ。
こちらは2004年11月に発表された「diNovo Cordless Desktop」。現在の実売価格は1万5000円前後。国内モデルは27MHz帯無線タイプだが、海外モデルには同デザインにて電波到達範囲の広いBluetooth対応のものも存在し、リビングPC向けとして使用する一部コアユーザーに好んで使われているという話も聞く
本体の薄さが特徴のS-510だが、そのサイズは19ミリ。これは前述のdiNovo Cordless Desktopよりも薄く、筆者所有のIBMスペースセーバー・キーボードの最厚部と比較すると半分ほどである。ただ、薄いといってもねじれたり、しなったりといった不安要素はまったくない。重量は電池なしで915グラムとそこそこ重く、中にしっかりとした底板が内蔵されているようだ。なお横幅は462ミリでこちらは一般的なサイズ。手前にはパームレストが付いており、奥行きはやや長めの196ミリとなっている。
セットされるマウスは、左右対称デザインとなる「LX5 Cordless Optical Mouse」(関連記事参照)が付属する。ホイールボタンを含めた3ボタン仕様の解像度1000dpiの光学センサーが搭載される。右利き・左利き問わず利用できる左右対称デザインと、横スクロールが可能なチルトホイールズームプラス採用が特徴で、キーボードと合わせられたシルバー×ブラックカラーを採用する。やや小型であり、比較的手の小さいユーザーにもフィットする形状となっている。
薄くコンパクトながら、多機能なメディアコントロールボタンも備える
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