レビュー
一体型顔負けの装備を誇るAVノートPC──NEC「LaVie T LT900/ED」(1/3 ページ)
デザインを一新した新LaVie Tは、平面パネルスピーカー「SoundVu」をはじめ、高画質エンジン「VISITAL」に改良を加えるなど、一体型PC並みの装備が特徴のAVノートPCだ。
「ファーストクラスAVノート」がキャッチフレーズのLaVie Tが、2005年秋冬モデルでフルモデルチェンジ。1280×800ドットの15.4インチワイド液晶を採用している点は変わらないが、デザイン含めて、その構成は一新されている。
「丸」をイメージしたインジケータやボタン、そして本体と液晶の両サイドに半円の曲面を用いるなど、柔らかい印象を与えるデザイン。銀色に塗装されたキーボードや白いタッチバッドなど、明るい配色は、部屋のインテリアに馴染みやすいだろう
鏡面処理された前面パネルに装備されたスロットインドライブは、まるでAV機器のたたずまい。電源オフでメディアを挿入すると、自動的にインスタント機能が起動し再生を始める「スロットインオートプレイ」機能も装備している。しかし、このドライブは8センチCD/DVDには対応していない。アダプタをつければ読み込めたが、メーカー側が正式に対応を表明していない。
キーボードはピッチ19ミリ、ストローク3ミリ。大型ノートだけあり、余裕のあるレイアウトで使い勝手は悪くないのだが、キートップのデザインが薄いせいか、フルストロークさせて指を横にずらすと隣のキーに手が引っかかってしまう。筆者みたいな「あわてもの」だと、キーボードを壊してしまいそうだ。ストロークをもう少し抑えてもいいかもしれない
キーボード上部には、数多くの拡張ボタンが用意されている。テレビ、CD/DVDキーは、電源オフからインスタント機能を起動できる。ZOOMキーはInterner ExplorerやAdobe Readerなどで使える「Ctrl+マウスホイール」ショートカットを発行しているだけだが、独立したボタンにすることで、初心者でも使いやすい操作を実現している。両側の赤いボタンと電源ボタンは白色LEDでイルミネーションされ、デザイン的なアクセントにもなっている。
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