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X1300のCrossFire正式サポートも──ATI主催イベント「ATI Winter Festival '05」(1/2 ページ)

12月3日、秋葉原ダイビル、ATI主催の製品紹介&デモ展示イベント「ATI Winter Festival '05 〜ATI strike back with Radeon X1K Family」が開催された。

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 ATIによる製品紹介兼デモ展示イベント「ATI Winter Festival '05 〜ATI strike back with Radeon X1K Family」が12月3日、秋葉原ダイビル5階のイベントスペースで開催された。

 会場は各メーカーによるブースが複数設置され、ATIの新GPUであるRADEON X1000シリーズ(X1800/X1600/X1300)搭載グラフィックスカードや、マルチGPUプラットフォーム「CrossFire」を有効にしたデモ機などが多数展示された。なかには年内・まもなく出回る予定の新製品もいくつかあり、開場の13時から熱心なユーザーが詰めかけた。

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13時から早速混雑する会場。ATIのイベントではお馴染みの“Ruby”たんもCorssFireにちなんでか2人いた
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イベントコーナーは、RADEON X1000シリーズの解説やプレゼントの大抽選会でほぼ満席状態

 出展ベンダーは、ASUSとギガバイト、MSI、アスク(PowerColor、Sapphire代理店)、CFD販売(玄人志向、DFI代理店)、恵安(HIS代理店)、XIAi、GeCube、ECSの9社。

ベンダーも直前まで知らなかったRADEON X1300のCrossFire正式対応

 およそ半数のブースにて注目どころの1つであるCrossFireの動作デモ機が展示され、ユーザーの注目もやはりそこのようだ。

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MSIは開発中のマザーボード「RD480Neo2(仮称)」に、RADEON X1300PRO搭載の「RX1300PRO-TD256E」を挿していた
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DFIブースでもRADEON X1300PRO搭載の他社製カードでCrosFireの動作デモを公開していた。搭載マザーは「LanParty UT RDX200 CF-DR」

 RADEON X1300登載モデルはすでにアキバに出回っているが、標準搭載しているドライバではCrossFireが構築できない。後日アップされるとアナウンスされていた最新バージョンが待たれていた状態だったが、すでにATIの公式サイトから「Catalyst 5.11」がダウンロードできる状態だったと判明した。

 このことはベンダー各社も把握していなかったようで、某ベンダーは「今回のイベントのためにATIへ問い合わせて初めて分かりました。まったく情報が出回っていなかったのでちょっと戸惑いましたね」という。

 最新ドライバについてATIは、RADEON X1300シリーズによるCrossFireを正式にサポートしたと話す。「とくに宣伝していなかったので、今回のイベントを機にユーザーの皆さんにもご利用いただければと思います」(ATIテクノロジーズジャパン 高橋氏)とのこと。

 CrosFire構築に、専用の外付けケーブルが必要なRADEON X1800とX1600は、これまで通りマスター側のカードが出回るのを待つしかない。しかし、X1800搭載カードでデモを行っていたGeCubeは「早ければ年内に販売できると思います」と話していることから、登場も間近ではあると思われる。とはいえチップの供給量が少なく、国内に出回るのはごく少数になる見方も強い。年内は入手困難な状況が続きそうだ。

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RADEON X1800を使ったGeCubeのCrossFireデモ。搭載したカードはマスター側が「GC-CX1800-E3」(未発売)でスレーブ側が「GC-X1800XTDU-VID/E3」

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