レビュー
軽量で耐150キロのボディで7時間バッテリー駆動──「NEC VersaPro UltraLite」(1/3 ページ)
ビジネス向けノートPCとして新たに登場したこのノートPCは見かけは「ごつい」が、手にとると驚くほど軽く、そして長時間のバッテリー駆動が可能だという。ということで、実際に外に持ち出して使ってみることにした。
NECが発表した新しいVersaProラインアップのノートPCは、携帯重視タイプのワンスピンドルノートだ。NECの携帯重視型ノートというと、現在は直販モデルのみとなった「LaVie G タイプJ」、いわゆる「J」ノートが思いつくだろう。現在のIntel 915搭載モデルはやや厚くなってしまったものの、薄型軽量のJノートは数少ない1キロ級のワンスピンドルノートとして、モバイルユーザーに少なからず支持されてきたモデルだ。
今回登場したVersaPro UltraLiteは、「J」のような「薄型」ではない。液晶ディスプレイ天板はLet's noteの「ボンネット構造」を思わせるカットが施され、やや厚ぼったい。そのため、昔の「J」を期待しているとその見た目にちょっと失望するかもしれない。
しかし、いったん手に持ってみるとその軽さにきっと驚かされるだろう。見た目は「うーん、1.5キロ級かな?」と思わせる厚みを持ちながら、その重さは最軽量構成時で996グラムと1キロを切る。
この軽さを実現している要因はいろいろある。基板面積を従来の「J」と比べて半分程度に切り詰め、かつ、電源回路部分も46%に削減。筐体を構成するパネルもマグネシウムのパネルを0.5ミリという薄さにしている。しかし、なんといっても軽量化に貢献しているのはバッテリーパックが「4セル」であることだろう。
一転して左側面はVGAに2つのUSB、LANにモデムとにぎやかになる。気になるのがLANコネクタの位置。最近のオフィスでは有線LANしか使わせないケースが多いが、そういう場合、左手前にLANケーブルを差すことになる。コネクタが手に干渉するわけではないが、なんとなく「むずむず」して気になってしまう。VGAと場所を交換してみてもよかったかもしれない
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