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きょうは「GeForce 7800 GTX 512」と「RADEON X1800 CrossFire」で“2枚差し”の限界に挑んだGPU(1/2 ページ)

前回のNVIDIAとATI2枚差し頂上決戦はATIの優勢勝ち。しかし「NVIDIAの最高峰はGeForce 7800 GTX 512だっ!」……ならば、やっぱりやるしかないでしょう。

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 つい先日、RADEON X1800 CrossFire EditionとGeForce 7800 GTXによるNVIDIA SLIという「2005年マルチGPUパフォーマンス頂上対決」の結果を紹介した。そのときの結果は、世代的に新しいRADEON X1800 CrossFire Editonを用いたシステムに軍配が上がった。いやー。やれやれ、お疲れさまでした。と思っていたら、読者からメールが一通。

「最上位GPUの対決というならば、RADEON X1800XTと組み合わせたCrossFireと、先日発表されたGeForce 7800 GTX “512”を戦わせるべきだと思います」

 やっぱり来たかー。という指摘である。先日のレビューでも紹介したように、NVIDIAで現在発表されている最上位GPUは「オーバークロックバージョン」とも言うべきGeForce 7800 GTX 512である。単体動作の比較では、そのメモリクロックの速さとシェーダユニットの多さでRADEON X1800XTを上回る結果を残している。

 しかし、出荷されているGPUとはいえその入手は非常に困難で、かつ価格もべらぼうに高い。でも、それを言ったらRADEON X1800XTやRADEON X1800 CrossFireはどうなるっ! やはり、ベンチマークを比較してみたいですか。うーん、そうですか。

 ということで、GeForce 7800 GTX 512のNVIDIA SLI構成とRADEON X1800 CrossFire Editonのパフォーマンスの対決を先日掲載した「きょうはRADEON X1800 CrossFire Editionの性能に酔ってみた」続編という形で「取り急ぎ」紹介する。GeForce 7800 GTX 512の概要と単体動作時のパフォーマンスについてはこちらの記事を参照していただきたい。

 評価用システムはいつものとおり、Athlon 64 FX-57とnForce4 SLIマザーを組み合わせた。CrossFireのデータは前回のレビューで測定した結果をそのまま使っている。GeForce 7800 GTX 512のドライバは12月9日に公開されたForceWare 81.95を適用した。


今回評価で使ったのはNVIDIAが提供してくれたリファレンスボート。先日紹介したエルザジャパンの「GLADIAC 970GTX」と同じ……、ではなくGLADIAC 970GTXがリファレンスとほぼ同じ。クーラーユニットも4本のヒートパイプを組み合わせた大型のものを搭載


想像はしていたが、ヒートパイプのおかげもあって、なんともメカメカしい雰囲気に満ち溢れているGeForce 7800 GTX 512の2枚差し。これはこれで、なんだか、とてもかっこいいぞ。PCI Express X16スロットの間隔があいているASUSのA8N-SLIを使っているからいいものの、そうでなければ密着しているだろう
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