レビュー
スプリットキャリアチューナー搭載のMTVXはどう変わった?──カノープス「MTVX2006HF」:TVキャプチャーカード(2/3 ページ)
カノープス製TVキャプチャーカードの普及価格帯モデル「MTVX2006HF」が発売された。新たなインタフェースを採用するTV視聴・録画ソフト「FEATHER2006」とスプリットキャリアチューナーを搭載するこのMTVX2006HFは、前モデルMTVX2005と比べてどこが変わったのか、どのくらい画質が向上したのだろうか。
高解像度のPCディスプレイで視聴、というスタイルを改めて提案する「FEATHER2006」
FEATHER2006では、画面右端に表示される「ライブタスクバー」という操作インタフェースが採用された。ライブタスクバーは、慣れ親しんでいるWindowsのタスクバーと似た感覚で操作できるもの。要は現在表示中の番組を“タスクバー”に表示し、ここから操作できる。チューナーの数だけ“タスク”が増え、「今どんな放送が流れているのか」を把握しやすいスタイルである。
そしてWindowsのタスクバーと似ているところはもう1つある。それは“スタート”ボタンの存在だ。FEATHER2006では、ここからTV、VIDEO、MUSIC、PHOTO、NETWORK、CD、DVDといった各種機能へアクセスする仕組みとなっている。
録画予約機能にEPGが利用されているのは従来と同様だ。2つ以上のチューナーを搭載している場合、優先するチューナーを設定しておくこともできる。
ただここでちょっと気になるのは、このEPG番組表の文字が“大きすぎる”こと。ここだけ10フィートUIのままのようだ。FEATHER2006になってPCの高解像度ディスプレイで観るスタイルを提唱しているはずだが、この部分は少し残念だ。
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