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春の入学/進級シーズン向けお手ごろノートPCの実力は?――NEC「LaVie L LL370/EA1F」(2/2 ページ)

日本電気(NEC)は個人向けノートPC「LaVie」シリーズに2つのモデルを追加した。いずれもコストパフォーマンスを追及しているのが特徴だが、このLaVie L LL370/EA1Fは、実売11万円前後と同ブランドの製品群で最も安価なモデルに仕上がっている。

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意外と気になるファンの回転音

 実際に使用したところ、ボディ底面は人肌程度に温かくなるが、手の触れるキーボードやパームレストは熱を帯びず、不快な思いをすることはなかった。半面、気になったのが冷却ファンの回転音だ。本機は底面や側面から外気を取り込み、背面中央から排気がなされるが、システムに負荷をかけたときはもとより、アイドル時でも時おりファンが回転し、その音が少し耳に付いた。CPUは従来と同様の低電力版(TDP25ワット)だけに、製品版での仕上がり具合が気になるところだ。なお、今回は試作機での評価となったため、ベンチマークテストは行っていない(初出時は「TDPが62ワット」とありましたが、正しくは上述の通りです。おわびして訂正させていただきます)。

シルバーとブラックのツートーンカラーを採用。ACアダプタのサイズはこのクラスで標準的なものだ。2基のメモリスロットには底面から簡単にアクセスできる。標準のニッケル水素バッテリーは公称値で約1.3時間、オプションのリチウムイオンバッテリーでは同じく約2.4時間の駆動が可能だ

ソツなくまとめたパッケージングが光る

 本機は春の入学/進級シーズンに向けて、価格を抑えるために機能を絞り込んだシンプルなモデルだ。とはいえ、ハードウェアはそつなくまとまっており、ソフトウェアもハガキ作成やフォトレタッチなど実用性の高いタイトル(体験版の数が多いのはやや気になるが)を多数用意している。このあたりは国内シェアでトップに立つNECの面目躍如といったところだ。

 原稿執筆時の大手量販店価格は、上位のLL370/EDが13万5000円前後、評価機のLL370/EA1Fは実売11万円前後と、2万5000円の差がある。HDDの容量減やオフィススイートのカットを差し引いても、十分に魅力的といえるだろう。なお、同社の直販サイトNEC Directでは109,830円で購入可能なほか、BTOで主要なパーツを好みに変更できるので、まずはこちらをのぞいてみるのも手だ。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

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