日立LG、8倍DVD±R記録対応のスロットイン型スリムDVDドライブ

日立エルジーデータストレージは、9.5ミリ厚のスロットイン型としては業界初となる、8倍速DVD±R記録のスリムDVDスーパーマルチドライブを発売する。

[ITmedia]

日立エルジーデータストレージ「GSA-4080M」

　日立エルジーデータストレージは3月22日、9.5ミリ厚ノートPC向けDVDスーパーマルチドライブ「GSA-4080M」および「GWA-4080M」を発表、主にOEM製品として3月末より順次出荷を開始する。

　GSA-4080Mは、9.5ミリ厚のスロットイン型としては業界初となる8倍速DVD±R記録に対応するDVDスーパーマルチドライブ。9.5ミリ厚タイプながら、8倍速DVD±R記録に対応し、従来のトレータイプとは異なるPCの小型化やデザイン性向上が期待できる新たなメカニズムを採用したスロットローディング機構を備える。ほか、高回転時においても安定した動作を確保し、高品位な記録・再生を実現する薄型ディスクモーター、放熱設計を最適化させた高出力レーザー、これらを制御する自社開発の1チップ信号処理LSIなどの搭載を特徴とする。

　記録速度は8倍速DVD±R記録（CAV）、6倍速DVD±RW記録（Zone CLV）、2倍速2層DVD-R記録（CLV）、2.4倍速2層DVD+R記録（CLV）、5倍速DVD-RAM記録（Partial CAV）、24倍速CD-R記録、10倍速CD-RW記録。出荷開始時期は2006年5月。

　GWA-4080Mは基本構造はGSA-4080Mと同じく、2層メディア、DVD-RAM記録には対応しない廉価モデルとなる。4倍速DVD±R記録（Zone CLV）、4倍速DVD±RW記録（Zone CLV）、24倍速CD-R記録（CAV）記録に対応する。

　本体サイズは128（幅）×127（奥行き）×9.5（高さ）ミリ、重量約160グラム（ベゼル除く）。