CoreDuoマザー、MSI「945GT Speedster Plus」がアキバに登場──今週末の流通分はごく少数：週末アキバPick UP！:（2/4 ページ）

アキバ各ショップに入荷された、発売ほやほやの新製品をITmediaアキバ取材班が調査、注目商品をピックアップしていく「週末アキバPick UP！」。今週のキーワードは「登場！　Yonah対応マザー」「Turion 64も人気」「新センサー搭載マウス」「Athlon 64を安く買うなら」だ！

[古田雄介（アバンギャルド）＆ITmediaアキバ取材班，ITmedia]

「AMDがノート向けCPUに本腰を入れてきた」と評判──Turion 64リテール品が登場

　今週木曜、AMDのノート向けCPU「Turion 64」のリテール品が、アキバ各ショップに入荷した。確認できたのは「Turion 64 MT-37」と「同MT-34」「同MT-32」の3種類。在庫はかなり潤沢だ。価格はMT-37が3万円前後、MT-34が2万5000円前後、MT-32が2万円強。バルク品とほぼ同価格で扱うショップも多く、高くても価格差は1000円以下だった。

左から「Turion 64 MT-37」「同MT-34」「同MT-32」

　リテール品として入荷されたTurion 64は消費電力（TDP）が25ワットのタイプだ。動作クロックはMT-37が2GHz、MT-34とMT-32が1.80GHz。2次キャッシュはMT-37とMT-34が1Mバイトで、MT-32は512Kバイト。なおCPUクーラーは付属せず、バルク品との大きな違いはAMD代理店の保証が付くのみになる。

　最近のモバイルCPU系システムは、話題が集中するIntel Core Duo対応マザーがなかなか登場しなかったこともあり、やや停滞気味だった。ただしTurion 64は別で、複数のショップで好調に売れている。

　某ショップは「Turion 64ユーザーの6割はオーバークロック目当て。ユーザーは保証をそもそも必要としていない感じです。それでもリテール品が好調に売れているのは、バルクに比べて安心感が大きく、かつ価格差がほとんどない現状があるからだ思います」と分析している。

　また「静音性と性能、そして価格のバランスでいえば、Turion 64システムは非常にお勧めできます。そのためIntel Core Duo系システムがブームになっても、その双頭をなすほど確実にニーズがあると思います。AMDも本腰を入れてきたようなので、大いに歓迎したいですね」と絶賛するほど、Turion 64システムの人気も高まっている。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***