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14.1液晶+2.07キロ+5時間駆動の「新生活向け」バランスドPC──エプソンダイレクト「Endeavor NT550」(3/3 ページ)

モバイルモデルは軽量だが、画面サイズが小さくキー入力しにくい傾向がある、A4サイズのモデルはコストパフォーマンスは高いがかなり重く、バッテリー持続時間も長くはない。そこでエプソンダイレクトが提案するのが、双方のよいところ取りをしたA4軽量ノートというカテゴリだ。使いやすさ/軽量/長時間駆動/手頃な価格を実現する、この「Endeavor NT550」にどのような実力があるかをチェックした。

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基本パフォーマンスは十分以上、新生活向けに適する要素をバランスよく備える

 ではベンチマークテストにて、本機の実力をチェックしてみよう。

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 グラフィックス機能に関しては、Intel 915GM Expressチップセット内蔵のものであるため、高い3D性能を欲求するオンライン3Dゲームなどの用途には適さない。ただしDirectX 9.0には対応しており、ゲームが行えないということではない。FINAL FANTASY XI Official Bench3の結果では「FinalFantasy XI for Windowsをデフォルト状態で快適に動作させることができるマシンだと予想されます」という評価となった。

 PCMark05スコアは1957と2000近い値をマークした。オフィスアプリケーションや動画再生などの利用なら不満が生じることはまずないだろう。試用機はCPUをPentium Mにアップグレードした効果が発揮された結果のようだ。省電力機能となる拡張版SpeedStepテクノロジによるバッテリー持続時間の向上も期待できるため、モバイル用途での活用を想定する場合には、Pentium MをBTOメニューから選んでおくことをお薦めしたい(例えば、最小構成モデルから1.73GHz駆動のPentium M 740へ変更はプラス1万9950円で行える)。

 総合的に見てみると、10万円台から購入できる価格設定と、バッテリー駆動時間、大型のディスプレイ、そして2キロ弱という軽さが特徴だ。ディスプレイのBTOメニューは用意されていないため、XGAより高い解像度を望むユーザーは候補から外れてしまうが、大きく見やすい14.1インチ液晶と入力しやすい19ミリピッチのキーボードの構成はやはり使いやすい。

 なお会社員だけではなく、最近では授業でノートPCを活用する学生も増えている。学生の場合は、教室や講堂では電源確保が難しいという事情もあるだろうから、この場合は入力のしやすさはもちろん、実駆動で4時間ほど(長時間バッテリーで7.5時間ほど)となるバッテリー持続時間の長さは重宝しそうだ。使いやすさ/軽量/長時間駆動/手頃な価格を実現するEndeavor NT550は、新入社員や学生など新生活向けとしてかなりバランスがとれているPCといえるだろう。


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