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ショック……Boot Campで分かった「Windows XP vs Mac OS X」対決の衝撃的な結末とは?(2/2 ページ)

Apple純正の「Boot Camp」でWindows XPが走るようになったIntel Mac。前回使った1.83GHz Intel Core Duo搭載の17インチiMac(MA199J/A)で、さらにいくつか実験をしてみた。同一マシンによる「Windows XP vs Mac OS X」の夢の対決がついに実現。その結果は――。

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Windows専用iMacにしてしまう

 ベンチマークテストはもうおしまい。だんだんサディスティックな気分になってきたので、今度は気になっていたことを実験してみる。

 前回の記事に「Boot CampでWindows XPをインストールするとき、インストール先のドライブには“C:”以外を選ぶな」と書いた。でも、ここでパーテーションを切り直して、HDD全体をWindows XPにできるのだろうか。つまり、iMacをWindows専用機にしてしまうことは可能なのだろうか。

 結果は、成功。青い画面で「D」を押してパーテーションを全部外し、さらに全体をNTFSでフォーマットし直してから、そこにWindows XPをインストールする、という手順で問題なくできた(*4)。Windows専用iMacの誕生である。

 Macintosh Drivers CDの内容をインストールするとコントロールパネルに「起動ディスク」も入るのだけど、その画面は下の通りだ。

 この状態でも外付けHDDにあるMac OS Xから起動することはできる。ただし(現状の)「起動ディスク」コントロールパネルでは外付けドライブは認識されないので、起動時に[option](alt)キーを押すという方法でOSを選択することになる。

 一方、Windows XPを外付けHDDにインストールすることは今のところできない。例のインストール先選択の青い画面ではこのように外付けドライブも選択肢にはあるのだが……。

 試しに選択すると下のように言われてしまう。IEEE1394とUSB 2.0のどちらもだめだった。

 これはiMacのファームウェアの問題だろう。次期OSでBoot Campの正式版がリリースされるときには対応して欲しいものだ(*5)。

そのほかの要望

 まだβ版であるBoot Campにこれをいうのは酷なのだけど、日本語キーボードは視野に入っていないようだ。さすがにキー配列は問題ない(“Shift-[2]”で“@”が出たりはしない)が、「英数」「かな/カナ」キーはまったく役に立たない。OSから認識されていないようで、日本語IMEでのキー割り当てを変えるところでも使えないのだ。とりあえずIMEのオン/オフは「Ctrl+SPACE」あたりに割り当てておかないと、オン/オフさえできなくなってしまう(*6)。もっともこれは正式版でちゃんと対応されると信じている。

 また、アップル純正の「Mighty Mouse」に対する対応も以前のままだ。発売時に書いた記事で指摘したことはまだ改善されておらず、くりくりボールによる横スクロールやスクイーズボタンは機能しない。こっちのドライバはいい加減なんとかして欲しい。


*4ただ、最初にWindowsのOS選択メニュー(BOOT.INIのやつ)が表示されるようになってしまった。古いWindows XPがある状態でインストールしたからかな。

*5現在市販されているIntel Macはどれも内蔵ドライブが1つしかない。タワータイプのIntel Macで内蔵ドライブを複数持てるようになったらどうなるかはちょっと気になる。

*6AppleK Proといったツールを使えば現状でも対応できると思う。

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