新生活に、静かでエコな“カッコいい”キューブPCを──Shuttle「G5 1100」(4/4 ページ)
一時期のブームは去ったが、小型でデザイン性にも優れるキューブ型PCの人気はいまだ高い。今回はPentium M+ACアダプタ+そこそこの拡張性を備える、昨今の静音PC志向ユーザーの“ツボ”を押さえたホワイトボディのキューブ型PC、Shuttle「G5 1100」を紹介しよう。
消費電力は比較対象のPentium M自作機より2割ほど低い
G5 1100 | 既存自作PC(Pentium M 740) | |
---|---|---|
起動(ピーク)時 | 62ワット | 72ワット |
通常稼働時 | 55〜60ワット前後 | 70〜75ワット前後 |
ベンチマーク(高負荷/ピーク)時 | 65ワット | 80ワット |
省電力時 | 48ワット | ─ |
もう1つ、Pentium M搭載マシンとなれば省電力性能も気になるところである。今回は市販のワットチェッカーを用いて実際の使用電力を計測した。
G5 1100は、起動時のピークで62ワット、稼働時は55ワットから60ワット前後、省電力時で48ワット、ベンチマーク中の高負荷時ピークは65ワットとなった。
なお省電力モードを利用する際は、電源オプションのプロパティから「ポータブル・ラップトップ」を選択する。今回の評価機は拡張版SpeedStepテクノロジに対応するPentium Mを搭載するが、BTOメニューに用意するCeleron M 370(マイナス1万3000円)を選択する場合はこの機能が無効になるため、若干数値は高くなると思われる。
同じく今回の比較対象とした上記自作PCでは、起動時のピークで72ワット、稼働時は70ワットから75ワット前後となった。なお筆者が過去に計測したPentium 4/2.40C GHz/チップセット内蔵グラフィックス仕様のマシンで稼働時100ワット、同じくPentium 4/3GHz搭載マシンで150ワットであった(別途参考:「GeForce 7900シリーズの消費電力と発熱を調べてみた」、「ファンレスGeForce 7600 GSの消費電力と熱を調べてみた」)。
G5 1100は優秀な静音性や消費電力に加え、普段の使用には十分な性能を備えている。加えて、艶やかなホワイトカラーとコンパクトな筐体サイズで実現する、人目を惹くそのデザインも秀逸だ。
自作PCユーザーにとってはPCI Express x16搭載によりグラフィックスカード増設も行えることから、自作ベースマシンとしての導入にも向いている。もちろん一般ユーザーにとっては、やや敷居が高いベアボーンキットではなくPC一式として注文できるようになったことで、かなり買いやすくなった。デザイン性に優れ、静音/低消費電力のPCを望むユーザー全般に勧められるPCといえそうだ。
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