東芝、HD DVD-ROM搭載の「Qosmio」を発表
東芝は、HD DVDドライブを搭載するハイエンドAVノートPC「Qosmio G30/697HS」を発表、5月中旬より発売する。価格は40万円前後。
東芝は4月10日、HD DVD-ROMドライブ搭載のハイエンドノートPC「Qosmio G30/697HS」を5月中旬より発売すると発表した。価格はオープン、予想実売価格は40万円前後。
Qosmio G30/697HSは、1920×1200ドット表示対応のフルHD 17インチワイド液晶+地上デジタルチューナーを搭載する既存シリーズ「Qosmio G30」へ、新たにHD DVDコンテンツの再生機能を備えるHD DVD-ROMドライブを搭載したモデルとなる。
搭載するHD DVDドライブは、HD DVD再生用とDVD/CD記録再生用の光学系を1つの対物レンズで構成されノートPCへ搭載可能な厚さ12.7ミリのスリムサイズを実現した。ノートPCへの搭載は2006年4月現在で初。地上デジタル/アナログチューナーの搭載により両放送の同時視聴/同時録画にも対応し、HD DVDコンテンツなどのハイビジョン映像を別途家庭用テレビなどで視聴可能なHDMI出力インタフェースも備える。
主な仕様は、CPUにIntel Core Duo T2500(2GHz)、PC2-4200 DDR2 SDRAMを1Gバイト、HDDに120Gバイト×2の計240Gバイト、グラフィックスチップにGeForce Go 7600/128Mバイト、HD DVD-ROM兼DVDスーパーマルチドライブ、1920×1200ドット(WUXGA)表示対応の17インチワイド液晶ディスプレイを備える。バッテリー持続時間は約3時間(JEITA Ver 1.0/ただしHD DVD再生時は外部電源を必須とする)。本体サイズは約406(幅)×295(奥行き)×45.5-53.5(高さ)ミリ、重量約4.8キロ。
なお「HD DVD-ROMロゴは、そのドライブがHD DVDの物理規格に対応していることを表すものであり、HD DVDビデオの規格に対応するることを表すものではない」としている。本機では、HD DVDのコンテンツによっては画面の動きがスムーズとならなかったり、パフォーマンスが落ちる場合があり、かつDVDフォーラムの規格で定められたHD DVDビデオ規格におけるアドバンスト機能のうち、ピクチャーインピクチャー、ネットワークダウンロードなどの機能には対応しないとしている。
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