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デスクトップPCも“無音ACアダプタ仕様”に──360ワット出力対応ACアダプタキットを試す週末アキバPick UP!“ぷち”レビュー(1/2 ページ)

アキバに登場したこだわりパーツをとりあえず試す「週末アキバPick UP!レビュー」。今回は、360ワット出力タイプのACアダプタキット、ダイヤテック「ACアダプター for デスクトップPC 360W」を試用してみた。

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photo ダイヤテック「ACアダプター for デスクトップPC 360W(PLS360)」。実売価格は2万5000円前後(+D Shoppingで最安値をチェックする)

 PC本体用のACアダプタというと、ノートPCのほか、キューブ/スリムブック型など小型筐体モデルの一部に採用されている。よくあるACアダプタ1つで供給できるのはせいぜい180〜200ワットほどであり、最低でも300ワット以上の電源ユニット実装を必須とする昨今のデスクトップPC用には使えないという認識があるだろう。

 今回紹介するダイヤテック「ACアダプター for デスクトップPC 360W」はこの認識を、コロンブスの卵的なアイデアで覆す電源ユニットだ。180ワット出力タイプのACアダプタ2つをタンデムで使用し、定格360ワットの出力が可能となっている。


搭載コネクタ
ATXメインコネクタ(20ピン) 1
ATX 12Vコネクタ(4ピン) 1
IDEドライブ用4ピン電源コネクタ 4
Serial ATAドライブ用電源コネクタ 2
FDD用電源コネクタ 1

 本機はACアダプタを「DC-DCコンバータ PCBモジュール」という、タンデム入力に対応させるための基板に接続して使用する。2つのそれは、あたかも1つの大容量ACアダプタとして機能する仕組みだ。

 キットにはACアダプタ本体とこのモジュールのほか、ATX電源ベイ部に装着するパネル、モジュール設置用の台座、メインコネクタ用20ピンATX電源ケーブル、4ピンATX12ボルトケーブルが付属する。

photophoto 180ワット出力のACアダプタが2つ付属する

ケース内が二回りも広くなった感覚に

 マザーボードとの接続はPCBモジュールを経由して行う。内部用コネクタは、ATX 20ピンケーブルと4ピンATXケーブルを別々に接続する。PCBモジュールは電源ベイの奥に設置するようになっているので、ATX電源1つぶんのスペースがぽっこり空いた印象となる。

photophoto DC-DCコンバータ PCBモジュールを経由してACアダプタと内部メインコネクタを接続する。ケースの電源ベイにはめるパネル兼モジュールステーが付属する

 メモリスロット周りなど、普段はケーブルが密集する部分もそれが占める空間が分散されたぶんメンテナンスも行いやくなり、ケース内部のエアフローをもう少し工夫してみるといったカスタマイズもしやすくなりそうだ。

photophoto 設置後はこのような感じ。電源ベイがそのまま空きスペースとなるイメージだ。パネルには8センチファンも別途装着できる
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