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バッファロー、次世代無線LAN規格「802.11n」対応機器を発表

バッファローは、MIMO技術を用いた次世代無線LAN規格IEEE802.11nに対応する無線LANルータ「WZR-G144N」など4製品を発表した。実行スループット80Mbpsの高速転送に対応、従来の802.11b/gとの互換性も保持する。

バッファローは6月5日、次世代無線LAN規格となるIEEE802.11nに対応する無線LAN機器「AirSatation NFINITI」シリーズを発表、7月上旬より順次出荷を開始する。

 製品ラインアップは、無線LANルータ「WZR-G144N」、CardBus対応無線LANカード「WLI-CB-G144N」、PCI接続対応LANアダプタ「WLI-CB-G144N」、およびWZR-G144NとWLI-CB-G144Nのセットモデル「WZR-G144N/P」の4製品。価格はWZR-G144Nが2万6300円、WLI-CB-G144Nが1万1500円、WLI-CB-G144Nが1万3600円、WZR-G144N/Pが3万1500円。

WZR-G144N(左)、「WLI-CB-G144N(中)、WLI-CB-G144N(右)

 AirSatation NFINITIシリーズは、2006年3月に策定されたIEEE802.11n Draft ver.1.0に対応(正式標準化は2007年予定)する無線LAN機器で、IEEE802.11nのほかIEEE802.11b/gにも対応する。

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 IEEE802.11nは、複数アンテナでデータ送信/受信を行なうことによりスループット高速化を目指す「MIMO」技術などを利用した無線LAN規格。本製品は送信アンテナ×2、受信アンテナ×3を内蔵し、実行スループットは最大で約80Mbpsとなる高速転送が可能となっている。

 AES暗号化のほか、TKIP/WEPでの暗号化をサポート。無線LAN設定機能「AOSS」に対応するほか、ユーティリティソフト「クライアントマネージャ3」が付属する。

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