レビュー

HD DVD-ROMドライブとフルHD対応が自慢──東芝「Qosmio G30/697HS」新世代光学ドライブ搭載ノート連続レビュー第1回(4/4 ページ)

東芝の2006年夏モデルとして登場した「Qosimio G30」シリーズには「HD DVD-ROMドライブ」を搭載した上位モデル「G30/697HS」が姿を見せている。「連続レビュー」の第一弾はこの「AV志向の贅沢なノート」を取り上げよう。

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画質を重視する人へのスーパーリッチAVノート

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 各種ベンチマークの結果を見てもらっても分かるとおり、本製品はPCとしてのパフォーマンスもかなり高い。3DMark05で3000台後半というスコアは最新3Dゲームでもストレスなく楽しめるだろう。1920×1200ドットのディスプレィの情報量は広大で、例えばPDFであればA4見開きを解像度的な不満なく表示可能だ。もちろん相応のサイズと重量が伴うわけだが、デスクトップPCまで含めても比較してもPCとしてのパフォーマンスは極めて高い。

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 もっとも、これらの理由だけで本製品を購入しようと思う人はそう多くないだろう。17インチワイドで1920×1200ドットという解像度は、PCディスプレイとしてはあまりにドットピッチが狭くアンバランスでもある。先ほども述べたように、この解像度が生きるのはHD映像や高解像度の静止画表示であり、地上デジタル放送の視聴や録画番組の再生時といったビジュアル的な用途となる。さらに競合製品の中で唯一地上アナログとデジタル放送が統合されたソフトウェアはHD対応テレビとデジタル放送対応レコーダ代わりにPCを利用したいユーザーにとってメリットが大きい。

 その高い実売価格から万人向けに勧められる製品とはいい難いが、HD映像を楽しむことを前提に地上デジタル放送の視聴と録画環境を1台の機器で実現したい、さらにPCのリプレースもそろそろ、という動機があればコストパフォーマンス的にも悪くない。TVを利用ときの使い勝手を重視するならば、G30/697HSはいい選択肢となるだろう。

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