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“先行”するMSI 、ただし斜め上に週末アキバPick UP!(1/4 ページ)

MeromことノートPC向けのCore 2 Duoが店頭に並んだアキバ。AVとの親和性が高い自作パーツも登場し、次なるトレンドも見え隠れしている。キーワードは「Merom動向」「AV系自作パーツ」「いろいろな先行」「夏の終わりに光モノ」だ!!

ショップの予想を超えてMeromが好調に売れる

 先週の水曜日から、IntelがノートPC向けに開発した新CPU「Core 2 Duo」(コードネームMerom)の販売が始まった。アキバには、最下位の「T5500」を除く4モデルが登場。好調に売れており、人気モデルは入手困難な状況だ。

ノートPC向けCore 2 Duoの発売を知らせるT-ZONE.PC DIY SHOPのPOP

 今回登場したCore 2 Duoは、上位からT7600、T7500、T7400、T5600。それぞれSocket 479に対応し、FSBは667MHzをサポートする。7000番台の3モデルは2次キャッシュを4Mバイト、T5600は2Mバイト搭載している。クロック数は、上から2.33GHz/2.16GHz/2.0GHz/1.83GHzだ。

 モバイルプラットフォーム向けのCPUは、低消費電力を好むユーザーに支持されており、デスクトップマシンが主流の自作市場においても、Pentium MやCore Duoはヒットを記録している。ただしMeromに関しては、従来シリーズのような期待を寄せるショップが少なかった。

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 以前の取材で最も多く聞かれたのは、「デスクトップ向けのCore 2 Duoが十分に発熱量が低いため、ノートPC向けCPUに興味を持つ層は減っています。このためMeromも静音志向の人など、コアなユーザーだけに受け入れられると思います」(某ショップ)というもの。

 ところがフタを開けてみると、入荷当日に複数のショップで売り切れが続出するほどの好調ぶり。特に人気を集めているT7200は入荷数が少ないこともあり、「アキバ中を探しても見つからなくなるかもしれません」(クレバリー1号店)という。

 その理由の1つに、高速電脳は対応マザーの安さを挙げる。「現在出回っているMerom対応マザーは2万5000円以下です。3万円以上が当たり前だったPentium MやCore Duoの頃に比べて、買いやすいのは大きいと思いますね」と話す。また、T-ZONE.PC DIY SHOPは「数年前に比べて、ノート向けパーツの導入に抵抗感を示すユーザーが少なくなりました。ノート向けCore 2 Duoは、電源に負担をかけないうえ、まずまずの高性能が期待できるという、狙いめのCPUとして受け入れられています」とも語った。

一番人気の「Core 2 Duo T7200」。価格は4万円前後だ(写真=左)。ほかにも3モデルが出回っている(写真=右)。上がT5600で価格は3万2000円前後、右下のT7400が5万5000円前後。左下の最上位モデルT7600は8万5000円前後となっている

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